【徒歩マップ】へやキャン△で登場する下部温泉(山梨県身延町)へ~ゆるキャン△聖地巡礼part6~

アニメ舞台巡り
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信玄公の隠し湯~下部温泉へ~

下部温泉概要

かつてより名湯として名を馳せていた下部温泉。武田信玄の隠し湯としても有名なこの地は、山梨県身延町にあります。駅で言うと下部温泉駅でして、身延駅のすぐ近くの駅になります。山々の間を流れる下部川に沿って温泉郷が発展しています。川沿いにしか集落も発展していません。そのため、これが秘境だと言わんばかりの独特な雰囲気を醸し出しています。

また、信玄公の隠し湯として知られています。ですが、元々父の信虎の代から受け継がれている温泉でありました。兵士たちは川中島の戦いの後などに、ここで疲れを癒していたようです。

そんな下部温泉ですが、ゆるキャン△シリーズの外伝的作品である、「へやキャン△」で登場しています。

恐れながら、私は漫画版の「へやキャン」を見ていないので定かではありません。アニメ版では、野クルの3人を中心として描かれています。作中では、引っ越して来たなでしこのために山梨をスタンプラリー形式で回るというショートアニメになっています。テンポよく山梨の有名スポットが登場します。そのため、まるで私が山梨に引っ越して来た時の予行演習かと思いながら、楽しく見ていました。

そんなへやキャンの第8話で登場する舞台が下部温泉になっています。

下部温泉へのアクセス

今回は、電車で向かい徒歩とバスを駆使して巡ったので、参考にしてみてください。

ただし、注意が一点。

下部温泉の周辺はコンビニやスーパーマーケットがないので、食料調達が困難になっています。一番近くに行くには4キロほど進まなくてならないのでとても苦労します笑。

厳密にいうと100%調達できないということではないのですが、その辺は後程…。そのため、車で向かうのが無難な選択です。

それでも、免許も持っていない私のように、電車で向かわざる負えない人もいると思いますそのようなチャレンジャーは参考にしてください笑。

車で行かない場合、基本的にJR身延線で甲府から約1時間ほどを電車に揺られて「下部温泉駅」へ向かいます。この1時間というのは「特急ふじかわ」を使った場合です。鈍行で行くとかなり時間がかかってしまいます。初めて身延に来たときは鈍行で行きました。予想以上の遅さでしたので、反省を活かして特急を使用します。

ちなみに、特急は3両編成です。3両編成の特急は私は見たことがなかったので非常に新鮮でした。

高速バスでのアクセスもあります。しかし、最寄りのバス停から4キロ以上離れているのでお勧めしません。私は帰り道は高速バスを選択しましたが。

とうことで、甲府から約1時間を揺られて、下部温泉へ到着しました。

下部温泉駅
下部温泉駅

周りは山山山。山に圧倒されながら、ここから聖地巡りを開始します。

下部温泉~へやキャン△聖地~

かくし最中のお店【へやキャン△聖地】

 駅を出てまず始めに見えるのは、3人が「かくし最中」を食していたお店です。そこに行く前に、へやキャン仕様の自販機が見えてきますので、ぜひ一緒に写真を!。

下部温泉・へやキャン△自販機
へやキャン△自販機

一瞬寄り道しまして、最中を食べるために、一つ目の聖地「ニュー梅月」さんへお邪魔しましょう。

ニュー梅月【へやキャン△聖地】
ニュー梅月

 店内は、ゆるキャン△グッズも置いてありますし、軽い売店になっているので食事の確保は問題なく行えるでしょう。おいしそうなキムチを眺めながら、誘惑に勝ち切り「かくし最中」を2つ程購入しました。そして、野クル同様のベンチ前で食べましょう。

白あんと干しブドウの甘みが口いっぱいに広がって非常においしくいただきました。

2つのうち一つはここで食べます。そして、もう一つは夜のお楽しみということでとっておきます。

ニュー梅月【へやキャン△聖地】
ベンチ前

食べ終えたら、すぐ右手に見える橋を渡りまして黄金の足湯へ向かいます!。

しもべ黄金の足湯【へやキャン△聖地】

「ニュー梅月」よりすぐに到着します。

私が、到着したのは14時頃だったのですが、ほとんど貸し切り状態。少しぬるい足湯に足を突っ込んで読書三昧です。野クルのような騒がしさもなく、外国の観光客がいるわけでもない静かな空間でしたが、とても気持ちよく入ることができました。

それにしてもなんで黄金の足湯というのでしょうかねーなでしこちゃん…。

 さて、ゆっくりしていると日が暮れてしまうのでここから約2キロ弱を歩くと、野クルがスタンプを押していた、下部温泉の中心街へ到着します。

温泉郷中心部【へやキャン△聖地】

下部川を逆行して進むこと約2キロ。少しさびれた温泉街を進んでいくと到着します。

下部温泉中心街【へやキャン△聖地】
下部温泉

「ス、スタンプはありますかー」といっても誰も返事をしてくれるわけでもなく、静寂に包まれた温泉街を楽しみます。なでしこたちは「ここ→足湯→かくし最中」というルートでした。駅からは逆方向だったので、彼女らはどこから来たのでしょうかね?。それとも、先にこっちまで歩いただけなのか。

2日目 下部温泉郷周辺観光~へやキャン△聖地~

下部温泉の効用

下部温泉はかつてから震源の隠し湯として名を馳せていた温泉地で、他の温泉とは異なるユニークな泉質をしているようです。

その効用をじっくりと堪能するために、冷泉というものに入りました。冬場ですので非常に寒いですが、入ったら入ったで体がポカポカしてきます。
私が止まったホテルでは、冷泉と温泉を交互に入ることを推奨していました。始めは、温泉に10分ほど、冷泉に5分入っていたのですが、これがなんと逆なのです。冷泉に長く入ることを推奨していまして驚きました。

年の瀬にゆっくり一人で温泉に浸かること以上の幸せがあるのでしょうか。至福の時間を過ごしまして、自由時間には周辺を散策します。

武田氏ゆかりの史跡

熊野神社

下部温泉【ゆるキャン△聖地】【へやキャン△聖地】
下部温泉

この橋を渡ってまっすぐ進むと、建物の隙間に鳥居が鎮座しています。

神社入口
神社へ入口

この細い階段を上ると熊野神社があります。川のせせらぎを聞きながら、階段を上ると非常に不思議な空間が広がります。もちろん周りには人はいません。自然の音に耳を傾けて神社へお参りします。

熊野神社
熊野神社

【熊野神社】
古くから信仰されていて、武田家の支配の際には、家臣の穴山梅雪が再興し、温泉に湯治に来た人が病の平癒を願って参拝したそうです。

そのため、私も1年の疲れを癒すためにお参りしました。ここのさらに上が、物見台という場所になっていて、景色が見れるかなと思っていたのですが、残念ながら通行止め。このような神社の雰囲気が大好きで、いつまでも居たいと思いましたが、温泉への欲が勝り階段を下りて帰りました。

牛石

中心からさらに奥へ10分ほど歩いて進むと牛石というものがあります。

武田信玄の愛牛がここで石に衝突してしまって亡くなってしまった時の、衝突した石らしいです。看板が廃れすぎていて読めませんでした…。

山奥に行くと管理が行き届いていない史跡がいっぱいあって、もったいなく感じてしまうのですがどう思いますか?

私は、日本の大切な文化が寂れゆく姿には耐えられません。いつも少しだけ悲しい気持ちを家に持ち帰ってしまうのです…。

この先にはホタルの里があり、雄大な自然が連なっています。

下部川
下部の大自然

周辺を散策し終えたら、最後に温泉に入って体を整えて帰り道を歩きます。

下部温泉駅~波高島駅~セルバ身延店(徒歩)

バス停へ

今回の帰りのプランは、電車ではなく高速バス。下部温泉から4.5キロほどを歩くと最寄りのバス停へ到着します。時間はかかりますが、ゆっくり身延の景色を楽しめたので良かったです。バス停までの道のりには、あおいちゃんや千明ちゃんの最寄りの駅である波高島駅やアルバイト先のセルバみのぶ店がありますので、巡礼しながらバス停へ向かいます。

下部温泉の帰り
飯富バス停へ出発

 長い道のりですが、左耳にかかる音楽はもちろんゆるキャン△メドレーです。下部川・富士川・早川といくつもの川を越えて向かいます。

波高島駅【ゆるキャン△聖地】

富士川を超える前に波高島駅に到着します。これで「はだかじま」です。読みづらい地名がこのあたりには多すぎるのです。

ゆるキャン△を知らなきゃ「身延」さえ読めるかどうか…。他にも「鰍沢」だったりいろいろありますね。

波高島駅【ゆるキャン△聖地】
波高島駅

 誰もいないホーム大好きです。

ちなみに波高島の由来は、川の氾濫で稲作ができず、畑作しかできなかったところの「畑ヶ島」から来ているそうです。

「どうして波高島?」という疑問を持ちながら歩いていたので、丁度駅に看板があって悩みが解決しました。

そして富士川を越えます。

富士川
富士川

これを下っていくと身延まんじゅうが食べれます!。なんて思いながら空っぽのおなかを抱えてもう一息と言いたいところですが、年の瀬とはいえ、流石に疲れてしまうので、しばし富士川を眺めながら休憩しました。かといってベンチに座っていたわけではないんですけども…。

耳を澄ませば「みのーぶまんーじゅう~」と可愛らしい歌が聞こえてきました。私は身延まんじゅうを食べたのは1年前でした。強烈な思い出が目の前にあるのに届かない…。そんなもどかしい思いで富士川を後にします。

【関連:みのぶまんじゅうを食べながら駅を散策する】

セルバみのぶ店【ゆるキャン△聖地】

セルバみのぶ店【ゆるキャン△聖地】
セルバみのぶ店

無事到着。酒の川本はもうないですが。セルバみのぶ店には、グッズコーナーがありますので、2年前に作ったポイントカードをドヤ顔で使うために、店内へ足を踏み入れました。そしたら中には、あおいちゃんがお出迎えです。

せるばのあおいちゃん
あおいちゃん

しばらく癒されたらバスで帰ります。

ちなみになんですけど、このセルバみのぶ店あたりから早川を上っていくと、2期8話で登場した赤沢宿・雨畑・奈良田温泉に到着します。私は車でしか行ったことがなくて、どうしてもバスが出てないか調べていたんですけど、「ヤフー乗り換え」だとバス検索できないんですよね。しかし、調べればバスもしっかりあるみたいで、身延駅から奈良田温泉までしっかりバスは出ているようで安心しました。次回山梨に来るときは、早川町まで行く予定です。

【前回の赤沢宿の記事はこちら】

さくらさんとの邂逅を楽しみにしておきます。ククク…

今回の聖地巡礼マップ【へやキャン△聖地】