【北遠5名山】光明山(539m)
【こんな人に】
・光明山を登ってみたい
・ルートが曖昧で不安
・そもそも登山口までの行き方は? そもそもどこにある山?
北遠5名山の一つ光明山(静岡県浜松市天竜区)は標高539mの山です。
光明山は、有名な秋葉山(866m)より300m程低い山になります。
低山ですが、見所はたくさんあります。
![光明山遺跡より](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9456-1.jpg)
![光明山遺跡](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9452-1.jpg)
例えば光明山遺跡。こちらは遠州のマチュピチュと称される絶景スポット。山の開けた場所に石垣が残る遺跡であり、遠州を一望できる眺望が広がっています。
他にも、徳川家康にまつわるお城跡や遺構が残っています。ハイキングをしながら歴史を感じることができる山なので、賢くもなれちゃうお得な山。実際に戦いもあった場所なので、歴史好きにもおすすめなスポット。
しかし……
実際に登ると、登山口が分かりずらいですし、一歩間違えば遭難もあり得る低山です。
今回の記事は、光明山を安全に楽しむための指針として書き起こしています。
光明山道中
光明山登山口へのアクセス
前述したとおり、光明山は静岡県浜松市天竜区にある山です。
![いっぷく処横川(バス停)よりアクセス](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9155.jpg)
浜松駅→西鹿島駅(遠州鉄道)→いっぷく処横川(遠鉄バス)
中心部となる浜松駅からは、バスと電車で90分というアクセスです。
いっぷく処横川のバス停から歩いて5分程の場所が、今回の登山口につながる道となっています。そのまま川沿いを歩いていくと山頂に。逸れて登山道に先に入ると、先に光明遺跡に到着します。行きかえりで一周する人が多いみたいです。
私は逸れて登山道に入りました。
![ほんまる猫](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6479-e1711181803183.jpg)
詳しくは最後にピンを指してあるので参照
バスが一日4本しかないですし、少し間違えれば野宿なんてことも…。車の場合は、いっぷく処横川に車を止めて登山する方が多いようです。
登山後には道の駅で休憩・食事を楽しめるのは救いですね(後でご紹介)
~光明山遺跡
![光明山標識](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9440.jpg)
山麓から光明山遺跡までは、およそ60分です。
山頂に行くなら、さらに20分超を見込んでおくといいと思います。
光明山遺跡までの登山道は比較的整備されています。しかし、道しるべとなる標識がボロボロで読めなことが多かったです。ルートは慎重に選ぶことをおすすめします。意外と二手に分かれる道も多いので気を付けてください。
![道中景色](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9444.jpg)
道中はあまり景色に恵まれていませんでしたが、一か所だけ絶景スポットがありました。歩いておよそ30分。
朝一に鳥のさえずりが響き渡っていました。程よく暖かく、程よく風が吹いている場所で、とても気持ち良かった。方向的には国道が通っている方面だと思うのですが、住居も道路も隠れていて、山がどこまでも続いていました。
思わず叫びたくなるような絶景です。やまびこが帰ってくるかも。
![遺跡より](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9460.jpg)
![遺跡より](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9466.jpg)
「1時間歩いて山頂に到着!!」と言いたい所なのですが、遺跡は山腹です。
山頂からは遠州を一望できるようになっていて、浜松の絶景100選にも選ばれているそうです。この一帯に遺跡やお城が残っているので、散策してみてください。
光明山遺跡とお城は別で詳細を語っています。
【関連:家康ゆかりの光明山遺跡と光明城】
![ほんまる猫](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6479-e1711181803183.jpg)
ここが山頂ではないことを忘れずに、まだまだ先は続きます。
~光明山山頂
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9449.jpg)
お城の案内が指す方面に進むと公道に出ます。そのまま右に進んで行きましょう。
![公道に出る](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9491.jpg)
遺跡付近までは道路が通っていて、駐車場もあります。山頂なまでは20分ほどです。
一応道路ではありますが、車が通る気配がまるでなし。通った形跡が全くなく、廃道なんじゃないかと疑ってしまうほどでした。その証拠に、道路を歩いていると二ホンジカの群れに遭遇。3.4匹が崖を降りていきました。
大きな個体でした。追っかけてみましたが、そのまま山の中に消えて行きました。写真に収めたかった……。
![山頂広場へ](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9501.jpg)
道路から看板が立っているので、もう一度登山道に接続します。案内はこんな風に倒れているので、見逃さないでください。
ここからは、整備が行き届いてなくて、藪の中を突っ切るような登山になります。15分程で到着。
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9502.jpg)
山頂は特に何もなし。景色は特にないので、来た記念の写真だけ。
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9506.jpg)
光明山はぐるっと一周できるルートになっているので、別のルートから帰ります。こっちから登るのが正規ルートっぽい?
山頂の先には奥の院と家康隠れ岩の文字。ちょっと気になるじゃないか!!
ということで行ってみた。
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9508.jpg)
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9507-1.jpg)
対武田の戦の際にここに隠れたのだとか。
今は、奥の院に手水舎の跡が残っています。この先は、道が続いているようで道じゃないので気を付けてください。遭難しそうだったので途中で引き返しました。
だって道があるように思えるんですもん。
ここからは普通の下山です。最後はいっぷく処横川で腹ごしらえ。
下山【いっぷく処横川】
椎茸系統の食べ物が豊富にありました。
![椎茸おにぎり](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_900,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9438.jpg)
一つ目はしいたけおにぎり。しいたけの味が染みわたるおにぎりです。少し小さめですが、絶品。売店でもレストランでも食べることができます。
お次は、しいたけソフト(こっちは別日)
![椎茸ソフト](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9156.jpg)
こちらは驚きのコラボレーション。「しいたけとソフトクリームだって…」と思わず驚いてしまったのですが、これが合う。
どの辺がしいたけの味なのかは分かりませんでしたが、コクがあるソフトクリームに仕上がっていました。ちなみに最後までアイスたっぷり。疲れた体にはちょうど良い一品です。
終わりに
今回は北遠5名山の一つ光明山(静岡県浜松市天竜区)を登頂しました。高さは、539mですし、日帰り登山に持ってこいの山です。
ただ、少し懸念点。
整備が行き届いていない場所が多々あります。案内が無くなっていたり、読めなかったりで道に迷う可能性があります。遭難の可能性もありますので、入念に準備をしておくべき山だと思いました。
私は道に迷って、遭難の可能性もありました。
![ほんまる猫](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6479-e1711181803183.jpg)
山は舐めちゃいけないですね
お近くの秋葉山よりは人も少ないですし、のんびり登りたい方にはおすすめです。
今回はこれまで。ありがとうございました。
【関連:秋葉山を登頂】