【お花見】鎌北湖へ向かうハイキングコース
時期は4月第1週。様々な花たちが燦然と咲き誇る季節です。そんな時期ならやりたいことは、もちろん「お花見」だと思います。
今回は、桜を見に行くために、何とかして人が少なそうな隠れスポットを探していました。そんな時に見つけたのが、埼玉県飯能市にある「鎌北湖」へ向かうハイキングコースです。
西武池袋線「東吾野駅」と「武蔵横手駅」を結ぶこのハイキングコースは、西武線のホームページでも紹介されていました。西武線で行くハイキングコース24選【外部リンク】
人がたくさんいるお花見もいいですが、ひっそりと山間で過ごすお花見がやっぱり好きです。
正直、実際に行ってみるまで、どの程度人がいるか分かっていませんでした。流石に4月の第1週だったので、いくら埼玉の奥地だろうとそんな不安に苛まれていました。
でもやっぱり美しい桜を拝みたい..!
それだけを考えてハイキングを行いました。
今回のお花見ハイキングコース概要
7時:東吾野駅出発
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8時30分:ユガテ到着(花見スポット)
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9時30分:鎌北湖到着(花見スポット)
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11時00分武蔵横手駅到着【総距離12キロ・総時間4時間】
おおよそ4時間ほどのハイキングとなりました。いろいろな場所で綺麗に花が咲いているので、止まって写真を撮ったり、休憩したりで4時間と見ていいと思います。道端は、目がまわるくらいカラフルに彩られているので、自分なりの写真スポットを見つけるのも楽しいです。私的には、山間にひっそりとある集落「ユガテ」は特に行きたい場所でした。
ユガテ..?というのは置いておいてください。
ということで、都心から1時間で雄大な自然堪能できることに感謝して歩いて行きます。
鎌北湖ハイキングコース
START:東吾野駅〜ユガテ【隠れお花見スポット】
東吾野駅までは池袋駅から1時間【西武池袋線】
朝は7時前。まだ日が昇ってまもない朝一でしたが、すでに同じ目的のハイカーが数人いらっしゃいました。
ただ、東吾野駅で降りる人が全員鎌北湖を目指すわけではなくて、いわゆる飯能アルプスと呼ばれる「天覚山」などの山があるので、そちらに行かれる人も一定数いるようです。
反対側が天覚山です。こっちにも今度行ってみたいですが..。
すでに桜が咲いています。この先の道のりが楽しくなる予感しかありません。
ということで、東吾野駅より歩いていくと、すぐに福徳時というお寺に到着します。
こちらは歴史あるお寺で、梅雨時期になるとアジサイなども綺麗になるそうです。境内には桜も咲き誇っていたので、四季折々の楽しみ方ができますね。
境内から登山道が整備されていますので、こちらから行くのがおすすめです。どうやら登山道を再整備してくれたようで、本当は道路を回っていくのですが、ユガテまでの近道となります。
道中の始めのほうは登りが続きますが、橋本山という山を通過した後は、アップダウンも減っていきました。
橋本山は道中にひっそりとある山で、山頂も周りの山に囲まれています。しかし、意外と眺望がよく、秩父の山の方まで一望することができました。
徐々に視界が開けていきます。もう少しでユガテに到着です。
ユガテ【お花見スポット】
山間にひっそりと残る平坦地に築かれた集落がユガテと言います。今も野菜栽培などが行われていて、「秘密の花園」と表現できると思います。漢字では「湯ヶ手」と言うそうです。
今年は寒い日が続いたので、ようやく春のお目覚めかなと言った風景が広がっていました。とても小さなため池にはオタマジャクシが泳いでいたり、ようやくこのお花見ハイキングで春の訪れを知った気がします。3月の後半もいろいろとハイキングに行きましたが、秩父のほうとかまだ雪が積もっていたりしましたから…。
また、「ユガテ」という存在は、飯能市を舞台としたアニメである「ヤマノススメ」で登場しています。まあ、それが目的だったわけですが…。そのため、ユガテの詳細は別で書いています。
飯能は西川材をはじめとする林業も盛んなので、ほのかな木々の香りと花の香を乗せた風が吹き抜けていました。加えて、様々な鳥が鳴いていてなんとも居心地がいいな場所でした。離れたくなかったですが最後の目的地である「鎌北湖」へ向かいます。
ユガテ〜鎌北湖(桜スポット)
ユガテにさよならを言って出発しました。ユガテから鎌北湖へは3.5キロ。私は道に迷ってしまったので少し時間がかかりましたが、1時間もせずに到着できると思います。
また、ここからの道中は携帯も圏外になるので、気を付けてください。
私は間違えた道を行ってしまい大幅ロスです。
ですが、なんとかリカバリーを経て鎌北湖へ到着できました。半分は山道で最後の半分は道路を歩いていきます。道中にもいたるところで花が咲いていてとても綺麗でした。もちろん桜も咲いています。
到着です。どうして桜はこんなにも心を打つのか…。そんなことで頭がいっぱいになってしまいますが、今の時期にしか拝めない景色なので、しっかりと目に焼き付けておきます。
日曜日の散策でしたが、人も多すぎないので丁度良かったです。ライダーさんが多かった印象ですね。あとは釣り人のメッカと呼ばれているそうで、釣りをしている人が多く散見されました。湖全体に桜が咲き誇っているわけではないですが、これぐらいがちょうどいいんです。ここに来た人たちだけの特別な桜。湖に来たことなんて忘れて、皆さんが魅入っていましたね。
本当はベンチなどがあればカップ麺でも…。と思っていたのですが、特にそのようなものはなかったのでこのまま帰宅しました。
鎌北湖〜武蔵横手駅:GOAL
最後は、奥武蔵自然遊歩道を経由しながら「武蔵横手駅」へ歩いていきます。
そういえば、春になったからなのかいよいよ虫が頭の上を飛び始めています。本当に鬱陶しいですが、これも春~夏の風物詩ということで目を瞑ります。また、道中で木をコツコツと叩く音を聞いたので、「もしかして、キツツキ?」と思い探していたのですが、見つけることはできませんでした。誰かその遺志を継いで探してみてください。
キツツキは見たことないですね…
ラストの道では、道を挟んだ日和田山~の登山道とぶつかります。私は、日和田山には去年歩いていたので、同じ道を歩くことになりました。恐らくこの記事もしばらく誰も見ないと思うので、言いますが、これで引っ越しなんですよね…。ちょっと近くに住んでいたので西武池袋線沿線はお世話になりましたが、なんだか思い出が溢れかえって懐かしい気持ちでいっぱいでした。ありがとう。
【関連:日和田山~物見山縦走】
日和田山から鎌北湖へ歩くルートもあるみたいです。その場合は、今回のスタートである「東吾野」から2つ戻って「高麗駅」からのスタートとなります。そしてゴールは間の「武蔵横手駅」です。
終わりに
7時:東吾野駅出発
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8時30分:ユガテ到着(花見スポット)
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9時30分:鎌北湖到着(花見スポット)
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11時00分武蔵横手駅到着【総距離12キロ・総時間4時間】
本当はもっと語りたい場所があったのですが、写真が多すぎて埒が明かないので概要だけの説明になってしまいました。すいません…それでも今回の「鎌北湖ハイキングコース」を総括するなら…
春なら隠れ優良スポット。紅葉もあるのでそれ以外の時期だとちょっと物足りないかも…。
標高は200~300の間で歩いていくので、初心者にはおすすめのルートです。全てが山道というわけではないので、安心して歩いていくことができます。道中は色とりどりの花でいっぱいなので、自分なりのお気に入りの場所を探してみてはいかがでしょうか。私もたくさん写真を撮れたので満足です。
ありがとうございました。