【限定】夜の名古屋城を散策する~攻城レビュー㊲~

お城巡り
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【東海を代表する名城】愛知県〜名古屋城〜

東海..いや全国的にも有名な「名古屋城」を散策しました。

名古屋城は100名城にも選定されているお城で、1609年に築城されました。徳川家康が豊臣家対策で築城したそうです。戦国時代の終焉を告げる大坂の陣ですね。近世城郭としてはかなりのものだと思います。そのため、多くの大名による普請で築城されました。

例えば加藤清正などが挙げられますが、しっかりと名古屋城内に石像が建てられていました。

そして、名古屋城が完成してから徳川家康の9男「徳川義直」が入りました。なんと大坂冬の陣が初陣ですから、時代の流れを感じます。もし乱世に生まれていたらどんな武将になったのでしょうか..。

筆者
筆者

私…気になります!

【夜の名古屋城へ潜入する】

私は今回夜の名古屋城へ潜入しました。

たまたま夜だけ名古屋を観光できる機会があったのですが、お城は大体夜は入れません。それで残念に思っていたのですが…

何の運命か、期間限定の夜の公開がなされていました。そのため、今回は夜の名古屋城を散策して、特別な景色を目に焼き付けました。(2022年12月4日の記録です)

名古屋城散策

名古屋城へのアクセス

名古屋城へは「名古屋城駅」から徒歩で向かうことができます。

私は、名古屋駅周辺で他の用事があったので「丸の内駅」より徒歩で向かいました。そういえば、夜のお城ってきたことがなかったので、駅から歩いているときには、非常に胸が高鳴っていたなと思います。

限定公開なのもあって、夜ですが多くの方が訪れていました。

まずは正門で受付を済ませました。

正門から入ると、すぐ横に総合案内所があったので、こちらでパンフレットなどを貰うと良いと思います。また、100名城スタンプもこちらで押すことができました。

ここから本丸御殿と天守閣へ向かっていきます。

名古屋城天守閣・本丸御殿へ向かう

こちらは重要文化財にもなっている「西南隅櫓」です。奥にライトアップされている天守が目に入りますが、こちらの櫓はかなりのもの…。正直夜だったので隅々まで見てみることはできなかったのですが、櫓の規模的には、私の今まで見た中で一番の櫓だったと思います。改修なども経ているのでしょうが、このように美しく形状が保たれているのもいいですね。

そして、このまま真っ直ぐ進んでいき、中心部へ向かっていきました。

名古屋城のシンボルである、有名なしゃちほこが光り輝いています。本当に美しい天守ですね。しかし、このままうっとりと眺めていても時間が来てしまうと思い、夜に限定公開されている本丸御殿を散策しました。
名古屋城の御殿は復元後御殿です。

この御殿には流石に言葉が出ませんでした。夜との対比で、より室内が黄金に輝いていて、本丸御殿全体が一種の芸術作品を演出していました。しっかりと靴を脱いで散策するのですが、今までで一番の御殿だったかなと思います。

現存の御殿ではないですが、それでも歴史的価値は変わりません。「ここで政務をしていたんだな…」とか「ここで飯食ってたんだな…」とか、とても想像が捗りました。

筆者
筆者

ちなみに現存御殿は「掛川城・高知城・川越城・二条城」です。どれも、負けず劣らず素晴らしい御殿でした。まあ、美しさを競うなら圧倒的名古屋城の本丸御殿ですね…。

【関連:現存御殿川越城】

最後は、外に出て間近で天守と対面します。

写真の通り、多くの方で賑わっていました。屋台が出ていたようで多くの人がお酒などを片手に天守を眺めています。私も同じようにしたかったですが、事情が事情でお酒も飲めないし、時間もなかったのでこの辺で帰ることにしました。

終わりに

最後は名古屋城天守閣と清正公のコラボレーションで終了します。清正公も築城の名手なので、いつか熊本城に行ってみたいですね…。夜の散策は非常に楽しかったですが、遺構がしっかりと見ることができなかったので、そこだけ少し後悔が残りました。今度は昼間に行ってみようと思っています。

ですが、このような近世城郭を見ると、古臭い山城とか中世城郭が見たくなってくるんですよね…。このような輝きを放っている遺構が美しいとされるなら、同じように自然の中に放置されているような遺構にも美しさを感じるのが私の感性です。ちょうどいい塩梅でこれからも城郭巡りを続けようと思います。ありがとうございました。

筆者
筆者

それにしても、100名城制覇はゴールが見えません…。

今回のマップ