【100名城】高松城 概要
高松城は、秀吉から讃岐を与えられた生駒親正によって築城されました。100名城にも選定されている、四国を代表する名城です。
そして、讃岐に入った生駒家は、お家騒動で改易にされてしまったため、後に松平家が入っています。
香川に観光に来たら外せない城跡です。非常に綺麗で、「玉藻公園」として整備されています。そのため、玉藻城という別名も持っているお城です。最初、旅行の予定に香川県は入っていませんでした。しかし、急遽香川に行くことになり、私の4泊5日の旅行の大トリを飾ったのが、高松城です。
また、香川県には、他にも丸亀城などの名城があります。しかし、今回は、高松城のみ攻城しました。
【なぜ玉藻城と呼ばれるのか…】
柿本人麻呂が、讃岐の国の枕詞として、「玉藻よし」と詠んだことが由来とされているそうです。
今回は、この高松城を攻城しました。
【高松城】散策
アクセス
高松城へのアクセスは、いたってシンプルです。高松駅より徒歩で向かうことができます。
私は、高松城に行く前に、小豆島のほうに向かっていたので、入場時間ギリギリで向かいました。
そして、その帰りにフェリー乗り場より歩いていきました。高松港から歩いてすぐそばに、玉藻公園があったので、非常に助かります。
![小豆島フェリー](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030103.jpg)
小豆島も観光地として素晴らしい場所だったので、是非お勧めです。歴史的に貴重な日本の文化が残る場所なので、高松城に訪れたときには、是非一緒に回ってみてください。
高松港~小豆島へは、フェリーで約1時間です。
高松城西門から攻城します。
![玉藻公園入口](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030104.jpg)
個人的見所1 海とつながる堀【高松城】
私は、正門より入場しまして、最初にあるのが、この堀です。この堀は、他のお城とは一線を画す特徴があります。それは、海水を堀に流し込む構造です。
このような水城として、日本三大水城の一つとして数えられています。
【日本三大水水城】
今治城・高松城・中津城の三つ。似たようなものに、【日本三大湖城】などもあります。ともに、湖や海のそばに築城されているお城となります。
私は、三代湖城の「高島城」に入ったことがありますが、ここまで水際に近いお城は初めてでした。
![筆者](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6479-e1711181803183.jpg)
祖父が今治城に行ったことがあると言っているので、今治城には非常に興味がありますね…。
高島城は長野県にある諏訪湖のほとりに築城されたお城ですが、かつての湖城であった面影をうっすらと見ることができます。高松城からは遠く離れてしまってますが、お勧めの城郭です。
【関連:日本三大湖城‐高島城‐】
昔から、この堀で水練が行われているそうです。また、私が来たときはありませんでしたが、お堀の中を舟で見ることができるツアーもあります。
![堀【高松城】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030114.jpg)
そして、名物の鯛の餌やりを行いました。普通鯉の餌やりだと思いますが、流石の高松城です。
餌を投げる前に、鯛が寄ってきます。非常に貴重な体験ができました。
個人的見所2 月見櫓【高松城】
続きまして、月見櫓を見所としました。こちらは、西門からまっすぐ進んだところに残っています。
![月見櫓【高松城】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030121.jpg)
かつては、お城の出入り口として、ここまで船が来ていたそうです。また、櫓は監視のために建てられていて、容易にかつての姿が想像できたので、非常に素晴らしいと思いました。
【重要文化財】です。
![海を眺める](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030120.jpg)
すぐ目の前が瀬戸内海です。かつては、ここまで海があったらしいのですが、それでも、ここまで近いとびっくりしますね。
私が行った高島城も、このような水際門のようなものがありました。しかし、かつての諏訪湖よりもだいぶ縮小しているみたいで、水際は、これよりもさらに遠くになってしまっていました。
個人的見所3 天守台跡【高松城】
そして、高松城の天守台跡です。鞘橋を渡って向かいます。
![天守台へ【高松城】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030140.jpg)
本丸と二の丸を唯一結ぶ連絡路です。ここから出ないと天守台へは向かうことができません。独立して存在しています。このような手法はお城にはよくありますね。
![天守台【高松城】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030141.jpg)
![天守台【高松城】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030144.jpg)
閉園ぎりぎりだったので、人はあまりいませんでした。かつては、天守が立っていたようですが、現在は残っていません。
![天守台からの景色](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1013,h_675/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/02/P1030149.jpg)
ここからの眺めで、城内の構造がよくわかりました。かつては、お堀も三重だったらしいのですが…。
私が来たときは、雪も降っていたので、綺麗な高松城を見ることができました。
他にも、城内の建物内部に入ることができるらしいですが、閉園ギリギリだと、園内に入れても、建物の見学時間は終了しているので、注意してください。
最後に、名城スタンプを頂いて、帰りのバスに乗りました。
名城スタンプは、各入り口に設置されていました。
終わりに
私の四国旅は、ここをもって終了しました。4泊5日で、お城は高知が中心ですが、5つ程回ることができました。お城にフォーカスしていたら、もっと回れたかもしれませんが、次に四国に来たときの楽しみとして、とっておきます。宇和島・今治などなど行きたいお城がいっぱいあります。また、村上海賊の能島にも行ってみたいです。これのツアーが比較的安くて、直前まで香川に行くか愛媛に行くか迷っていました。
やはりおすすめは、高知城ですね…。山内一豊によって築城された高知県を代表するお城です。今も現存する本丸群がありますから、当時の歴史を肌で感じながら散策することができます。
【関連:山内一豊築城の高知城へ】
四国の魅力をめいいっぱい堪能できた良い旅でした。今回はこれで終わります。ありがとうございました。