【都心からの日帰り温泉に最適】七沢温泉郷
皆さんは、神奈川県厚木市にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
駅からバスで30分。本当に神奈川かを疑ってしまうような山中に、今回目的の温泉がありました。
今回は七沢温泉郷より、広沢寺温泉玉翠楼です。
七沢温泉郷は、東丹沢に位置する温泉郷です。
【アクセス】
小田急「本厚木駅」よりバスで30分ほどで到着。
小田急沿線にある温泉の中でも特に人気な温泉ですね。駅からバスで30分というのは、私的には好アクセスだと言えるのですがどうでしょうか。30分バスに揺られるだけで、雄大な山々、川のせせらぎを聞きながら温泉に浸かることが出来るのです。
七沢温泉郷は都心から行く日帰り温泉に最適なスポットと言えるでしょう。
小田急沿線にはいくつか温泉郷がありますが、中でも七沢温泉郷は、アクセスとロケーションの塩梅が程よい温泉です。建物に囲まれ過ぎず、都会から近すぎず……。心をリフレッシュするのにおすすめ。【関連：小田急沿いの温泉3選】
そして、今回は七沢温泉郷の中でも、広沢寺温泉玉翠楼。
七沢温泉郷の中でも奥側に佇む温泉です。「広沢寺温泉入口」から徒歩15分。山間の寺の前に温泉旅館が存在します。もちろん日帰りもOK。
では行ってみましょう。
【七沢温泉郷】広沢寺温泉 玉翠楼へ
「広沢寺温泉入口」から15分程の徒歩道中。徐々に山に染まる景色を眺めながら歩いていきます。道路は舗装されていて整っているのですが、民家を見てみると歴史を感じるような気も……。
私が訪れたのは立春を過ぎた頃。民家の庭先に芽吹く梅を見つけると、春の訪れを実感できました。
15分程を歩くと、とうとう広沢寺温泉玉翠楼に到着しました。少し古臭い建物と、山の香りが時代の流れを想起させます。これがイイ！ お隣には広沢寺がありまして、とても趣のある雰囲気が漂っています。人が少ないのもポイントが高いです。
ちなみに、広沢寺温泉玉翠楼の前まで来るバスもあります。
「どこをバスが通るんだ？」
と思うぐらい場所までバスが来るそうです。ちょうど写真の右側ですね。
ここまで来るバスは1日2本
基本的には「広沢寺温泉入口」から歩くことになると思います。では、中へお邪魔します。
日帰り温泉は1時間の制限時間付きでした。
館内は、昔ながらの旅館の造りでした。お金を支払い、露天風呂に向かいます。床が軋む音が私を歓迎してくれました。この音を聞くと何だか嬉しい気持ちになるのですが、分かる方はいますでしょうか。凄くノスタルジックな気分で、いつも心が踊ります。
写真の橋を渡ると露天風呂に到着します。
温泉は、いたってシンプルで小さな露天風呂オンリー。更衣室というよりも外で服を脱いで、そのまま入るみたいな感じでした。こういうのも何だかいいですね。この日は風が強く肌寒い日でしたが、だからこそ温泉が染みました。すぐそばを川が流れているので川のせせらぎ付きです。そして、上を向くと山に囲まれていて……なんて場所まで来たんだと思ってしまいました。本厚木駅からたったの30分離れただけなんですけどね…。
温泉から上がると、中庭では軽食も楽しめるようになっています。
なんと池にはチョウザメがいたので驚きです…。
軽食やドリンクなど目移りしてしまうものがいっぱいありましたが、今回は我慢して下山しました。
【番外編】広沢寺と七沢城跡
広沢寺は、関東動乱の歴史と密接に関わりがありました。
【広沢寺】
扇谷上杉定正が厚く信仰したお寺。また、定正のお墓も残されている。
【上杉定正と言えば…】
伝説の武将大田道灌を暗殺した張本人。その後も関東管領の山内上杉氏とギクシャクが続き、長享の乱へ向かっていく。
【七沢城跡】
過去には、関東動乱の舞台となった城跡。七沢要害なんて呼ばれてますね。少し上に行けば、八王子などの西東京です。ちょっと歴史が分かれば戦火が凄まじい地域だったことが分かるかもしれません。
特に室町戦国時代が好きな人にはたまらない場所です
終わりに
今回は七沢温泉郷より、広沢寺温泉玉翠楼を訪れました。
間違いなく、日帰り温泉旅にぴったりの温泉。
新宿から1時間50分！
七沢温泉郷には他にも多くの温泉がありあります。それぞれにあった温泉に浸かって、丹沢の自然に想いを馳せてください。
また、西丹沢にもおすすめの温泉がありますので、興味がある方はぜひ。
【関連：西丹沢の秘境温泉～中川温泉～】
今回はこれで終了します。ありがとうございました。
