【東京から日帰り温泉&ハイキング】弘法山(神奈川県秦野市)縦走~鶴巻温泉へ

山登り・温泉
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【都心から約1時間!】神奈川県秦野市にある弘法山へ

場所は、神奈川県秦野市の弘法山公園。小田急を使い、新宿から約1時間で到着します。低山が4つ連なるハイキングコースに加えて、温泉も堪能できるお手軽スポットです。都心から1時間というアクセスですが、歩きごたえのあるコースでした。また、都心から1時間という距離ながら、丹沢の雄大な自然を堪能することができます。森林浴にも、お手軽な山登りにもおすすめなコースです。

そんな秦野市の弘法山公園との出会いは、年の瀬の夜でした。クリスマスも過ぎ、大晦日が訪れる間の静寂。そんな時に、どこかに行きたいと思い、お手軽なハイキングコースを調べていました。

そこで、小田急沿線の温泉の名の付く駅を見つけたのがきっかけでした。名前は、「鶴巻温泉駅です。」その名の通り、小さな温泉郷があり、近くにハイキングコースがあるということでした。わざわざ疲れるために山に登り、わざわざ温泉で疲れを癒す…。なんともマッチポンプなハイキング記録を今回は紹介しようと思います。

ハイキングコースは以下の通りです。

スタート 
秦野駅

弘法山公園入口へ

浅間山

権現山

弘法山

吾妻山

弘法の里湯

鶴巻温泉

普段は、お城やアニメの聖地を回る私です。しかし、今回はいったんお休みということで、普通にハイキング記録です。

秦野観光協会にも記載されているコースです。
弘法山公園・吾妻山コース「外部リンク】

【弘法山】ハイキングコース

秦野駅~浅間山

スタートは小田急電鉄の「秦野駅」です。
私は、相模大野駅に前泊したので、7時半頃に到着しました。

年の瀬の寒さに耐えながら、電車に乗り込みます。電車内には、多少の登山客らしき人はいました。しかし、この日は平日。正月休みまであと少しと耐えるスーツ姿の人たちを横目に見ながら、多少の背徳感を感じていました笑。降りる時に、心の中で戦士たちに敬礼をして秦野駅に降り立ちます。

駅に到着したら、コンビニで軽食と水分を購入します。駅から弘法山公園入口までは約2キロです。水無川という川に沿って足を進めてきます。一見すると建物もいっぱいあり、栄えているように見えます。しかし、視野を広く空に目を向けてみると、連なる山々。すぐに、「ハイキングに来たんだなー」と戦闘モードに切り替えることができました。そして、前日寝不足の脳みそも回転を始めます。準備は満タンです。

ここから登って行きます。そして、縦走の最初の山は浅間山です。ウォーミングアップがてらに木の階段を駆け上がり、すぐに到着します。

浅間山山頂【ハイキング】
浅間山山頂

すでに良い景色なのがうっすら見えると思います。しかし、景色に見とれていてはいけません。ここは最初のチェックポイント。通過点なのですぐに出発します。

浅間山~権現山

浅間山から、次に向かうのは権現山です。真っすぐ尾根上を進むと、一度道路へ出ます。そこから、再び登って行くと、まもなく到着します。

道中【ハイキング】
道中

道中はかなりきれいに整備されています。また、道中には「クマに注意」という看板もあったので、クマ鈴などの対策はあった良いかもしれません。しかし、クマというワードを聞くと少しだけワクワクしましたね笑。あまり、クマが出そうな雰囲気はなかったのですが…。まあ、夜になると野生動物とかが下りてくるのでしょうね。

権現山の山頂は非常に景色が美しいです。

権現山城
権現山山頂

展望台も設置されているので、綺麗な景色を拝むことができます。

もともとは権現堂があったようで、この名前になったようです。他にも、山腹にはわずかながらお城跡が見つかっている模様です。しかし、あまり調査は進んでいないようですが…。中世関東史の中には、権現山城というものが出てきますが、その権現山城とは別のお城になっています。

また、毎年8月14日には松明を担いで山を登り、山頂で火の粉をかぶる民俗行事があるらしいです。松明を担いで登るとなると、小豆島の伝統行事である「虫送り」が思い出されますね。
ここに来ると、ある程度の登山者がいらっしゃいました。中々、同じ世代の人は見当たりませんでしたが…。

少し悲しい気持ちになったことは伏せておきます。

次は、弘法山へ向かいます。

権現山~弘法山

次は、弘法山へ向かいます。

弘法山道中【ハイキング】
弘法山 道中

道中の始めはしっかりと整備されているので、非常に歩きやすかったです。

弘法山山頂
弘法山山頂

山頂とはいますが、あまり上下の起伏は激しくありませんでした。

弘法山は、弘法大師が修行をしたことからこの名がつけられたそうです。

起伏は少ないとはいえ、流石に疲労も蓄積されてきました。しかし、最後の吾妻山までが一番距離があるので、もうひと踏ん張りです。

弘法山~吾妻山【ハイキング】

ここからは、ハイキングコースらしい道を進んでいきます。

弘法山【ハイキング】
道中

朝には低かった太陽も、ようやく登ってきたので、木々の間からこぼれる木漏れ日が非常にきれいです。体に疲れはたまっていく一方ですが、足取りは軽かったです。

そして、道の背後にも雄大な山々が連なって居ます。とても綺麗な景色でした。

道中の景色【ハイキング】
景色

背後の景色は、伊勢原のほうでしょうか。伊勢原は自然や歴史が多く残っている場所なので、一度是非行ってみたいものです。進行方向の左手には山の景色。右手には住宅街の景色。相反するこの景色のギャップがいいですね。なんだか境界線にいるみたいで不思議な感覚になります。これも、都心近くのハイキングの良いところだと思います。【追記:西に広がる丹沢の温泉を巡ることができました。同じ小田急線で好アクセスなのでおすすめの場所です。】

また、ここからの道は、逆から来る登山着が非常に多かったです。まあ、多いといってもそこまでの数ですが…。挨拶を忘れずに、ひたすら吾妻山を目指します。

吾妻山~弘法の里湯【鶴巻温泉郷】

吾妻山山頂
吾妻山

最後の山、吾妻山へ到着です。ここで、日本武尊が「吾妻…」と歌を詠んだのが名前の由来らしいです。最近百人一首にはまっているので、また歌について調べてみようかな…。

ここで最後のおにぎりを頬張りまして、下山していきます。最後は温泉でゆっくりと…。

【弘法の里湯】鶴巻温泉

弘法の里湯
弘法の里湯

ゴールは、弘法の里湯です。ここまでだいたい3時間30分程だったと記憶しております。平日でしたが、それなりのお客様がいらっしゃいました。

館内には、お食事処も併設されていたので、お風呂上りにはご飯も食べることができます。

また、鶴巻温泉は、湧き出る水がしょっぱすぎて飲料にできなかったことから温泉へ活用した背景があるようです。確かに、温泉の湯がしょっぱかったと思います…。

そうして、秦野駅から2つ前の駅である鶴巻温泉駅から帰宅しました。

アクセスも良好ですし、かなりおすすめのハイキングコースでした。

はあ‥マッチポンプ、マッチポンプ…

終わりに

今回は、弘法山公園から縦走し、最終的には温泉に入ることができる素晴らしいルートでした。まだ若かった時は、東京や神奈川なんて全部発展していて悲しいなと思っていた時期もありましたが、色々行くようになって変わりました。東京にも神奈川にも素晴らしい場所が多く残っていると…。それは多くの人に知ってもらいたいですね。灯台下暗し…。そんな都心部のおすすめ日帰り温泉などを他にも紹介しています。

今回はこれで終了します。ありがとうございました。

今回のハイキングマップ