【道路の脇でガサガサすると…】用水路ガサガサ記録②in安倍川近辺

ガサガサ
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ガサガサ記録in安倍川

安倍川
安倍川

今回のガサガサ記録は、静岡県駿河区を通る安倍川周辺です。

安倍川は、山梨県と静岡県の県境にある大谷嶺から注がれる1級河川となっています。この日は前日が大雨だったこともあり、かなり増水していました。しかし、近辺の水路を見てみると、余り増水の影響は受けていなそうだったので一安心。

今回は、安倍川の周りを少し散策しまして、ガサガサに最適なスポットを探しました。

ほんまる猫
ほんまる猫

川を隔てて静岡駅周辺が見えますね

では行ってみましょう。

安倍川と山々
安倍川と山々

収穫①:アカハライモリ

アカハライモリ
アカハライモリ

今回の大きな収穫はアカハライモリでした。

超可愛い……。実はガサガサ人生で初めてアカハライモリを捕獲することが出来ました。ということは、水はかなりきれいですね。中々普通の水路で見かけることは少なくなってしまっているので、非常に貴重な出会いとなりました。

筆者が最後に野生のアカハライモリに出会ったのは、長野県の山奥の水路でした。それも10年以上も前のこと。小学生の頃の修学旅行で発見しました。農家のホームステイ活動の一環みたいな形での出会いでしたので、捕まえることはできませんでしたが……。

今回はわざわざ山まで行かなくて済んだので、非常に良かった(笑)

アカハライモリ(アップ)
アカハライモリ(アップ)

こうして見てみると、網にかかった指が可愛い。「ああ、両生類なんだな」と思わず感動。蛙もそうですが、この指が凄くチャームポイントだと思うんです。お肌もツヤツヤで、私も見習いたいぐらい。

この子は、ガサガサでたまたま取れた個体とは違います。ちょうど水路を品定めしていた際に、一匹水面を泳いでいたのを目撃。網を最大限引き延ばして届く距離を泳いでいたので、水路の上からすくいあげたのです。網に入った時は流石に興奮しましたね。


一般的に、アカハライモリは毒があると言われていますが、なんとフグと同じテトロドトキシンを持っているそう。私は昔から蛙だのイモリだの毒を気にしたことがなかったのですが、ちょっと気を付けたほうがいいかもしれませんね。

少量なら大丈夫だと思いますが、皆さんもお気を付けを。

リリース!
リリース!

アカハライモリは希少種です。静岡県ではどうなのか分かりませんが、自治体によっては採取禁止の地域もあるみたいです。写真撮影だけ行わさせていただいて、即刻リリースさせていただきました。

じゃあね~また会おうね~


その他収穫:スジエビ・ヤゴ等

今回のガサガサスポット
今回のガサガサスポット

その他の生き物は、エビやヤゴが取れました。写真に収めることはしなかったのですが、一般的なスジエビなどを採取。今回はバケツすら持ってきていなかったので、そのままリリースさせていただきました。

今回のガサガサスポットは、生物の宝庫でした。梅から見るだけでもハヤのような小魚が泳いでいるのが認識できましたし、水草に覆われていて水もきれい。コンクリートで固められていないので、そのままの自然が残されていました。

ほんまる猫
ほんまる猫

最近の世の中では貴重な場所ですね。

一回すくいあげるごとに大量のエビが入ったのですが、魚類は何故だか入らなかった。

水路の水深は70~80センチ程度でしょうか。意外と水深があった。というか、砂に沈んでしまって意外と足を取られた感じです。しっかりとした装備を忘れて生きてしまい、裸一貫で臨んだのが失敗。かなり服を濡らしてしまいました。

それもまた良い思い出です。


終わりに

ガサガサスポット
ガサガサスポット

今回は安倍川近辺でのガサガサとなりました。主な収穫はアカハライモリ

人の手が加わっていない水路でしたので、豊富な生物を確認できました。もう少し装備をしっかりしていけば良かったかなと、少し後悔中。

最近の子どもたちは、こういう遊びするんですかね?

私が子供の頃は、毎週川遊びみたいな世界だったのですが。私が小学生だった頃(15年前)当時の時点で、貴重な存在だったので、余り共有できる友人は少なかった。

私の弟にイモリの写真を送ったら、「ヤモリ?」って返信来て笑っちゃいましたよね。自然に触れることもこの世界で生きる教養だと思っているので、私は継続的にガサガサをしては、生き物を学習します。こういう用水路を残して、よさを伝えるような本格的な活動もしてみたいですね。

今の大人が頑張らなあかん。

ということで今回はここまで。ありがとうございました。


【前回のガサガサは浜名湖】
なんとうなぎの稚魚が取れました。びっくりです……。