念願の長瀞町観光へ【長瀞観光】
今回の行程
今回は、埼玉県長瀞町を一日かけて観光しました。
前から行きたかった地で、観光においては非常に有名な場所かもしれませんね。私は、秩父までは観光しに行ったことはありましたが、その先の秩父鉄道には乗ったことがありませんでした。厳密に言うと、過去に秩父鉄道に乗ったことはありますが、行田の方だったので、こっちのほうまで行ったのは初めてでした。
長瀞町と言えば、長瀞石畳や長瀞ライン下り、そして今回登った宝登山などが有名な観光スポットだと思います。ただ、今回訪れた時期が、ライン下りもやってなければ、冬の名物こたつ舟もやっていない…。丁度狭間の時期だったので何もできませんでしたが、存分に楽しむことができました。
今回の大まかなルートはこのような感じです。
長瀞駅
↓
宝登山登山
↓
山頂
↓
宝登神社
↓
長瀞石畳
↓
満願の湯
【長瀞町のシンボル】宝登山
宝登山は、長瀞町のシンボルであり、日帰り登山には最適な山です。
周辺は「長瀞アルプス」として整備されていて、お隣の「野上駅」から歩くことができます。しかし、今回は宝登山オンリーで登りました。山麓から1時間弱で登れる低山です。
![宝登山【長瀞観光】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8068-1024x576.jpg)
標高は497mです。山麓と山頂には、宝登神社が建立されているので、神社を巡りながら登山を楽しむことができます。
また、山頂までには、ロープウェイが通っているので登山が困難な人でも大丈夫です。山頂駅までは約5分。そのまま山頂に行けば、小動物園や蠟梅園などの見所がたくさんあるので、存分に楽しむことができると思います。
ということで、その様子を下記に記します。今回は3月の登山でした。しかし、前日には雪が降っていたので、山々の雪化粧も楽しめる登山となりました。
宝登山日帰り登山【長瀞観光】
登山口までのアクセス
宝登山だけを登る場合は、「長瀞駅」よりまっすぐ進んでいただいて、宝登神社の境内の中に登山口があります。しっかりと整備されているので、非常に登りやすかったです。ただ、ちょっと登山としては物足りないかもしれません‥。
![宝登山登山口](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8012-1024x576.jpg)
こちらから登って行くと。ロープウェイの山麗駅との分岐があるので、そのまま登って行きましょう。
【プチ情報】
西武線と秩父鉄道を利用して長瀞まで向かう場合、フリー切符がかなりお得です。運賃の割引・秩父鉄道乗り放題・その他周辺施設の割引などが盛りだくさんです。今回の例で言うと、ロープウェイや山頂の動物園の割引。そして、近隣の温泉も割引で入ることができるのでおすすめです!
【宝登山】道中【長瀞観光】
道中は、クマが目撃されているらしいのでそこは気を付けてください…。
私が登り始めたのは朝の8時前だったので、あまり人はいませんでした。丁度、日差しも登ってきて暖かくなってきたので、少し汗ばむ程度で登って行きました。所々雪が残っているかなという感じです。また、その積雪のせいで道中はかなりぬかるんでいました…。
![宝登山の植生](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8017-1024x576.jpg)
宝登山は、杉やヒノキの人工林と、コナラやクヌギの二次林で構成されているそうです。
「二次林」という言葉を、私は初めて知りました。伐採などで自然に生えてきたものを「二次林」と呼んでいるそうです。ただ、ギリギリ冬の時期なので、木々の緑は少し寂しめです。
![道中](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8021-1024x576.jpg)
歩いて30分程で、人の手が届かなくなってきたのか、積雪がかなり残っていました。しかも、5センチくらいは積もっていたのではないでしょうか…。私の住む地域では、雨のち雪という感じだったので、ほとんど積もることはありませんでしたので、3月になっても雪を拝めるとなると、少し嬉しかったです。また、景色もいい感じになってきました。
心のままに雪を握り、雪玉をつくっては投げる…。そんな繰り返しで山頂を目指しました。特に分かれ道などはなく、基本的には一本道で看板が立っているので、迷うことはないかなと思います。
山頂へ
![山頂レストハウス](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8025-1024x576.jpg)
そうして登って行くこと約50分。山頂の前に、整備された区画にでます。ロープウェイの駅やレストハウス、動物園などが立ち並んでいますが、そこは一度素通りして山頂を目指しました。
![もうすぐ山頂](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8027-1024x576.jpg)
この辺に出ると、残り5分程で山頂に出ることができます、目移りする景色が目まぐるしく私を襲いましたが、それを無視して一度山頂を目指しました。
![山頂](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8068-2-1024x576.jpg)
![山頂からの景色](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8067-1024x576.jpg)
到着です!。下は雪でぬかるんでいた大変でしたが、何とか登頂することができました。まあ、そこまで大変な登山ではないですが、楽しかったです。山頂からの景色も素晴らしい…。秩父の山々や市街を見下ろすことができました。
ただ‥寒かったので足早に山頂からは降りました。
次は山頂付近のスポットを巡っていきます。
山頂付近の見所【小動物園・蠟梅園・宝登山神社奥宮】【長瀞観光】
宝登山小動物公園
![宝登山小動物公園【長瀞観光】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8072-1024x576.jpg)
残念ながら休園日‥。とても楽しみにしていたのですが、仕方がありません。次に行きます。
宝登山神社奥宮
![境内](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8061-1024x576.jpg)
山頂付近に奥宮がありました。ここは、日本武尊が祭祀を行っていたとされているそうです。そして、日本武尊ゆかりの神社に共通しているのは、「狼」が護っているところでしょうか…。
![狼さん](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8064-1024x576.jpg)
秩父はかつてより、狼信仰が残る場所です。ここが面白いのは、山麓の本殿は「狛犬」が護っているのに、奥宮は「狼」がいます。とても面白いです…。
例えば、東京の青梅市の「武蔵御嶽神社」。秩父の「三峰神社」なんかは「狼」がいました。
この周辺では今もオオカミが目撃されているらしいので、生き残っていることを願っています。
蠟梅園
![蠟梅園【長瀞観光】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8077-1-1024x576.jpg)
そして、山頂付近には、蠟梅や梅が咲き誇っていました。少し早い春の訪れを感じますが、雪が積もっているのが面白いです。季節に揺れる宝登山は、とても良いものだと思いました。
![蠟梅](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8049-1-1024x576.jpg)
![小鳥](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8050-1024x576.jpg)
春の訪れを感じることができましたが、嬉しいような悲しいような…。出会いと別れの季節とも言いますし、もう一年が過ぎたのかと悲しくなってしまいました。
![朝食](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8075-1-1024x576.jpg)
そして、最後は朝食です。山頂の景色を見ながら美味しく頂きました。まだロープウェイも動いていないので、この景色を独り占めです。前には咲き誇る蠟梅、横を見れば山々が連なってて気持ちのいいものです…。あっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。
![ロープウェイ【長瀞観光】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8088-1024x576.jpg)
ということで、山頂を後にします。
長瀞岩畳へ【長瀞観光】
![長瀞石畳【長瀞観光】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8126-1024x576.jpg)
一度駅まで戻り、駅の反対側へ向かいます。まもなくすると、国の天然記念物である「長瀞岩畳」に到着します。
![長瀞石畳【長瀞観光】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8143-1024x576.jpg)
これには驚きました。このような景色は見たことがありません。私は休憩ということで本を読んで風に当たりました。
「岩畳」と言われるだけあります。一体、どれほどの時間で造り出された景観なのか…想像ができません。
本当だったら、ライン下りなので盛り上がっている場所ですが、ちょうど何も開催されていない時期だったので、人は控えめでした。また、ここに来るまでの道も、飲食店などが並んでいて、風情がありました。
ラスト:満願の湯へ
そして、お隣の上長瀞駅から歩いて一時間で、秩父温泉「満願の湯」へ到着します。かなり辺鄙なところにありますが、その分奥長瀞の自然を感じながら入浴することができます。
歩くのが困難な人は、「皆野駅」からバスが出ているのでそれがおすすめです。
ただ、本数も限られているのでそこは注意が必要です。
![億長瀞道中【長瀞観光】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8176-1024x576.jpg)
丁度、気温も上がってきて心地よい散歩になりました。
![満願の湯【長瀞観光】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8178-1-1024x576.jpg)
温泉は、平日ということもあり人が少なく入りやすかったです。温泉100%の湯なので、スベスベになりました。また、露天風呂には、「飲める温泉」というものがあって、試しに飲んでみました。流石にお湯というわけではなくて冷水でしたが、貴重な体験ができました。温泉水を販売する場所は多くありますが、直で飲める温泉は初めてです。
露天風呂からは、渓流と滝を眺めることができます。ちなみに私はうたた寝してかなりの時間入浴していました。
さて、最後は遅めの昼ご飯です。
![昼食](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8179-1024x576.jpg)
名物のかつ丼と豚丼を頂きました。いつも温泉後のご飯は、泣きそうになるんですが、分かる人いますかね…。幸せということなのでしょうか…。
![筆者](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6479-e1711181803183.jpg)
ちなみに、カツにピーマンが乗っているのが特徴なのですが、これが確かに合う!
終わりに…
最後は、2時間ほど読書に熱中して時間を過ごしました。そんな今回の旅のお供は「海辺のカフカ」村上春樹さんの作品です。村上春樹作品には手を出したことがなかったので、新鮮でした。まだまだ下巻が残っていますが、名作の予感です。
以上で長瀞日帰り登山&温泉は終了します。楽しかった…。そして、最後は西武秩父駅より特急に乗って帰りました。駅前の「祭の湯」に惹かれてしまいましたが、一度入っているので今回は我慢です。ありがとうございました。
![ラビュー](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://hayagumo.xyz/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8180-1-1024x576.jpg)