【埼玉県長瀞町】宝登山日帰り登山&満願の湯【長瀞観光】

山登り・温泉
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念願の長瀞町観光へ【長瀞観光】

今回の行程

今回は、埼玉県長瀞町を一日かけて観光しました。
前から行きたかった地で、観光においては非常に有名な場所かもしれませんね。私は、秩父までは観光しに行ったことはありましたが、その先の秩父鉄道には乗ったことがありませんでした。厳密に言うと、過去に秩父鉄道に乗ったことはありますが、行田の方だったので、こっちのほうまで行ったのは初めてでした。

長瀞町と言えば、長瀞石畳や長瀞ライン下り、そして今回登った宝登山などが有名な観光スポットだと思います。ただ、今回訪れた時期が、ライン下りもやってなければ、冬の名物こたつ舟もやっていない…。丁度狭間の時期だったので何もできませんでしたが、存分に楽しむことができました。

今回の大まかなルートはこのような感じです。

長瀞駅

宝登山登山

山頂

宝登神社

長瀞石畳

満願の湯

【長瀞町のシンボル】宝登山

宝登山は、長瀞町のシンボルであり、日帰り登山には最適な山です。

周辺は「長瀞アルプス」として整備されていて、お隣の「野上駅」から歩くことができます。しかし、今回は宝登山オンリーで登りました。山麓から1時間弱で登れる低山です。

宝登山【長瀞観光】
宝登山山頂

標高は497mです。山麓と山頂には、宝登神社が建立されているので、神社を巡りながら登山を楽しむことができます。

また、山頂までには、ロープウェイが通っているので登山が困難な人でも大丈夫です。山頂駅までは約5分。そのまま山頂に行けば、小動物園や蠟梅園などの見所がたくさんあるので、存分に楽しむことができると思います。

ということで、その様子を下記に記します。今回は3月の登山でした。しかし、前日には雪が降っていたので、山々の雪化粧も楽しめる登山となりました。

宝登山日帰り登山【長瀞観光】

登山口までのアクセス

宝登山だけを登る場合は、「長瀞駅」よりまっすぐ進んでいただいて、宝登神社の境内の中に登山口があります。しっかりと整備されているので、非常に登りやすかったです。ただ、ちょっと登山としては物足りないかもしれません‥。

宝登山登山口
登山口

こちらから登って行くと。ロープウェイの山麗駅との分岐があるので、そのまま登って行きましょう。

【プチ情報】
西武線と秩父鉄道を利用して長瀞まで向かう場合、フリー切符がかなりお得です。運賃の割引・秩父鉄道乗り放題・その他周辺施設の割引などが盛りだくさんです。今回の例で言うと、ロープウェイや山頂の動物園の割引。そして、近隣の温泉も割引で入ることができるのでおすすめです!

【宝登山】道中【長瀞観光】

道中は、クマが目撃されているらしいのでそこは気を付けてください…。

私が登り始めたのは朝の8時前だったので、あまり人はいませんでした。丁度、日差しも登ってきて暖かくなってきたので、少し汗ばむ程度で登って行きました。所々雪が残っているかなという感じです。また、その積雪のせいで道中はかなりぬかるんでいました…。

宝登山の植生
宝登山植生の説明

宝登山は、杉やヒノキの人工林と、コナラやクヌギの二次林で構成されているそうです。
「二次林」という言葉を、私は初めて知りました。伐採などで自然に生えてきたものを「二次林」と呼んでいるそうです。ただ、ギリギリ冬の時期なので、木々の緑は少し寂しめです。

道中
道中

歩いて30分程で、人の手が届かなくなってきたのか、積雪がかなり残っていました。しかも、5センチくらいは積もっていたのではないでしょうか…。私の住む地域では、雨のち雪という感じだったので、ほとんど積もることはありませんでしたので、3月になっても雪を拝めるとなると、少し嬉しかったです。また、景色もいい感じになってきました。

心のままに雪を握り、雪玉をつくっては投げる…。そんな繰り返しで山頂を目指しました。特に分かれ道などはなく、基本的には一本道で看板が立っているので、迷うことはないかなと思います。

山頂へ

山頂レストハウス
山頂付近

そうして登って行くこと約50分。山頂の前に、整備された区画にでます。ロープウェイの駅やレストハウス、動物園などが立ち並んでいますが、そこは一度素通りして山頂を目指しました。

もうすぐ山頂
山頂付近

この辺に出ると、残り5分程で山頂に出ることができます、目移りする景色が目まぐるしく私を襲いましたが、それを無視して一度山頂を目指しました。

山頂
山頂
山頂からの景色
山頂からの景色

到着です!。下は雪でぬかるんでいた大変でしたが、何とか登頂することができました。まあ、そこまで大変な登山ではないですが、楽しかったです。山頂からの景色も素晴らしい…。秩父の山々や市街を見下ろすことができました。
ただ‥寒かったので足早に山頂からは降りました。

次は山頂付近のスポットを巡っていきます。

山頂付近の見所【小動物園・蠟梅園・宝登山神社奥宮】【長瀞観光】

宝登山小動物公園

宝登山小動物公園【長瀞観光】
宝登山小動物公園

残念ながら休園日‥。とても楽しみにしていたのですが、仕方がありません。次に行きます。

宝登山神社奥宮

境内
奥宮

山頂付近に奥宮がありました。ここは、日本武尊が祭祀を行っていたとされているそうです。そして、日本武尊ゆかりの神社に共通しているのは、「狼」が護っているところでしょうか…。

狼さん

秩父はかつてより、狼信仰が残る場所です。ここが面白いのは、山麓の本殿は「狛犬」が護っているのに、奥宮は「狼」がいます。とても面白いです…。

例えば、東京の青梅市の「武蔵御嶽神社」。秩父の「三峰神社」なんかは「狼」がいました。
この周辺では今もオオカミが目撃されているらしいので、生き残っていることを願っています。

蠟梅園

蠟梅園【長瀞観光】
蠟梅園

そして、山頂付近には、蠟梅や梅が咲き誇っていました。少し早い春の訪れを感じますが、雪が積もっているのが面白いです。季節に揺れる宝登山は、とても良いものだと思いました。

春の訪れを感じることができましたが、嬉しいような悲しいような…。出会いと別れの季節とも言いますし、もう一年が過ぎたのかと悲しくなってしまいました。

朝食
朝食

そして、最後は朝食です。山頂の景色を見ながら美味しく頂きました。まだロープウェイも動いていないので、この景色を独り占めです。前には咲き誇る蠟梅、横を見れば山々が連なってて気持ちのいいものです…。あっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。

ロープウェイ【長瀞観光】
ロープウェイ

ということで、山頂を後にします。

長瀞岩畳へ【長瀞観光】

長瀞石畳【長瀞観光】
長瀞石畳

一度駅まで戻り、駅の反対側へ向かいます。まもなくすると、国の天然記念物である「長瀞岩畳」に到着します。

長瀞石畳【長瀞観光】
石畳

これには驚きました。このような景色は見たことがありません。私は休憩ということで本を読んで風に当たりました。
「岩畳」と言われるだけあります。一体、どれほどの時間で造り出された景観なのか…想像ができません。

本当だったら、ライン下りなので盛り上がっている場所ですが、ちょうど何も開催されていない時期だったので、人は控えめでした。また、ここに来るまでの道も、飲食店などが並んでいて、風情がありました。

ラスト:満願の湯へ

そして、お隣の上長瀞駅から歩いて一時間で、秩父温泉「満願の湯」へ到着します。かなり辺鄙なところにありますが、その分奥長瀞の自然を感じながら入浴することができます。

歩くのが困難な人は、「皆野駅」からバスが出ているのでそれがおすすめです。

ただ、本数も限られているのでそこは注意が必要です。

億長瀞道中【長瀞観光】
道中

丁度、気温も上がってきて心地よい散歩になりました。

満願の湯【長瀞観光】
満願の湯

温泉は、平日ということもあり人が少なく入りやすかったです。温泉100%の湯なので、スベスベになりました。また、露天風呂には、「飲める温泉」というものがあって、試しに飲んでみました。流石にお湯というわけではなくて冷水でしたが、貴重な体験ができました。温泉水を販売する場所は多くありますが、直で飲める温泉は初めてです。

露天風呂からは、渓流と滝を眺めることができます。ちなみに私はうたた寝してかなりの時間入浴していました。

さて、最後は遅めの昼ご飯です。

昼食
昼食

名物のかつ丼と豚丼を頂きました。いつも温泉後のご飯は、泣きそうになるんですが、分かる人いますかね…。幸せということなのでしょうか…。

筆者
筆者

ちなみに、カツにピーマンが乗っているのが特徴なのですが、これが確かに合う!

終わりに…

最後は、2時間ほど読書に熱中して時間を過ごしました。そんな今回の旅のお供は「海辺のカフカ」村上春樹さんの作品です。村上春樹作品には手を出したことがなかったので、新鮮でした。まだまだ下巻が残っていますが、名作の予感です。

以上で長瀞日帰り登山&温泉は終了します。楽しかった…。そして、最後は西武秩父駅より特急に乗って帰りました。駅前の「祭の湯」に惹かれてしまいましたが、一度入っているので今回は我慢です。ありがとうございました。

ラビュー
ラビューで帰る

今回のマップ【長瀞観光】