【桜花抄で登場】二人が再会した岩舟駅を巡礼【秒速センチメートル聖地巡礼】

アニメ舞台巡り
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【名作】秒速センチメートル

私が、新海誠監督の作品の中で一番好きな作品である「秒速5センチメートル」の聖地へ行ってまいりました。

「秒速5センチメートル」は約60分の作品で3部に分かれている作品です。主人公が小学生から片思いに囚われる様を描いています。ネチネチと昔の片思いを引きずる気持ちの悪い男の子が終始描かれていますが、これが本当に大好きなんです。人によっては「気持ち悪い」なんて感想を持っている方もいると思いますが、その「気持ち悪さ」が心地いい..。どこか昔の自分を思い出して胸が苦しくなるのが堪らなく大好きです。そして、いつも見返している時は、この適度な苦しみを感じて楽しんでいます。Mなんですかね..。

閑話休題。ということで、今回は第一部の「桜花抄」のクライマックスで二人が再開する「岩舟駅」へ向かいました。この日、二人は雪の中で一晩を過ごします。これを機に..なんて切ない話ですが、岩舟駅は私の憧れの場所。しっかりと同じルートを辿りながら夜の「岩舟駅」に訪れました。今回はその様子を書いていきます。

秒速センチメートル聖地巡礼へ

久喜駅~小山駅~岩舟駅【秒速センチメートル聖地】

主人公の貴樹君は、明里ちゃんの引っ越し先である「岩舟駅」まで電車で向かいました。まだ中学生なのに、小田急線「豪徳寺駅」から向かうのは凄い度胸ですね。それほどの想いということでしょうか。

そして、貴樹君は新宿駅→小山駅に向かい、両毛線に乗り換えて岩舟駅を目指します。この道のり、いや時間の隔たりというのがなんとも切なく描かれていてとてもツラいです。自分がこの状況だったらと考えると孤独で死にそうになってしまいます。

私もできるだけ同じルートを辿りながら「岩舟駅」に向かいます。まず、途中のワンカットで登場する久喜駅(埼玉県)で写真を撮りました。

久喜駅
久喜駅

実はこの辺に住んでいたことがあるので懐かしかったです。そして、ここで同じホーム乗り換えで「小山駅」を目指します。

尾山駅【秒速五センチメートル聖地】
小山駅

久喜駅より小山駅です。特に、小山駅の様子は映画でも描かれていましたね。例えば両毛線のホームだったり、立ち食い蕎麦屋さんが描かれています。東京に住んでると見ない雰囲気ですので、中学だったら怖くなってしまう..。そんなことを考えながら岩舟駅を目指します。

岩舟駅到着

そして、小山駅から20分で「岩舟駅」に到着します。

到着
岩舟駅

時刻は貴樹君と同じ21時に到着しました。この時間でも学生さんがかなりいらっしゃってまばらに席は埋まっていました。申し訳ないですが、田舎なので誰も降りないかなにんて思ってたんですが、かなりの人が降りていました。その流れに乗っかっております。そして、人の流れが消え去ったら駅周辺を散策していきます。

改札へ
改札へ向かう

岩舟駅散策【秒速センチメートル聖地】

岩舟駅ホーム
入口
岩舟駅ベンチ【秒速五センチメートル聖地】
二人が座っていたベンチ

ここです!ここで二人はお弁当を食べて雪の中を歩いて行くのです。

今は無人駅になってしまっていたり、改装してしまっているので、面影は少し薄れてしまっていますが、ほとんど変わらない姿を拝むことが出来ました。夜で全く人がいないため、この雰囲気に浸り放題でした。

そう言えば、あの日は雪が降っていましたね。

ほんまるねこ
ほんまるねこ

3月4日..。3月4日と言えば、ゆるキャン△のなでしことあおいちゃんのお誕生日。そして、大塩平八郎の誕生日でもあります。なんかネットニュースで特集されていた覚えがあります。

特に、思い出って遠くなるほど美しくなるんです。人の記憶は薄れて行ってもその背景や匂い気温なんかは鮮明に刻まれていく。いつでも帰れる記憶として深く刻まれてしまうんです。そうなってしまえば、貴樹君のようになってしまいます。それって醜いけど、私にはカッコよく映ります。拘らないっていう選択肢は誰でも出来ますから。

駅の外へ

岩船駅前【秒速五センチメートル聖地】
駅前。キービジュアル

そんな貴樹君のことを考えながら駅の外へ出ていきます。

入り口横からのカット【秒速五センチメートル聖地】
入口横からのカット

二人が駆け出していきます。そとは田園風景というよりは住宅街が広がっていました。駅の反対側は田んぼが並んでいたので、もし歩きたかったらそっちまで回る必要があるでしょう。ただ、私は夜に来たので街灯もない中で歩いても分からずじまいです。

一通り散策を終えて、次の電車まで20分ほど時間があったので、ホームを一人でブラブラしながら、秒速に浸ります。

二人の別れ
二人の別れ

私は「男」なんで、明里ちゃんの考えていたことはわかりません。一人前を向くことが出来なかった貴樹君に同情するしかない。それは限られた人にしか持たない美しい心だから。私は貴樹君の味方をします。

そうして、二人の今生の別れを見届けて電車へ乗りました。

私の次の目的地は、群馬県館林駅。よりもいの聖地巡礼のために前泊入りです。すぐ近くになるので、一緒に回るのもおすすめです。

【関連:宇宙よりも遠い場所聖地巡礼へ】

今回はこれで終了します。ありがとうございました。

今回の聖地巡礼マップ