天浜線が登場するのはseason2第2.3話

主に2~3話で話が展開されます。道中ではアクシデントがありながらも、かくかくしかじか、なでしこのおばあちゃんの家にお邪魔します。そこで、なでしこの幼馴染である綾ちゃんに出会う。そうして、物語が再び動き始めるという内容になっています。
綾ちゃんとリンちゃんの出会いという点では、物語で大きな部分かもしれません。しかし、私が大事だなと思うのは、3人での会話がきっかけで、なでしこがソロキャンプに興味を持ったことです。
私は、ゆるキャン△は、なでしこの成長物語の側面もあると思っています。そのため、夜の展望台で3人で会話するこのシーンが大好きなんです。また一段大人への階段を登った気がして、寂しい感覚が襲いますが、この寂しさが良いのです。なんだか娘の親離れを見ているみたいでしんみりするんですね。
そんな物語が生まれた「浜松」を中心に今回は聖地巡礼を行いました。
今回の聖地巡礼計画

主に2~3話で登場する聖地は、静岡県西部に点在。主に、掛川・磐田・浜松の3エリア。その中でも、浜松周辺の聖地を巡りました。
静岡県西部の聖地巡礼を行うなら絶対に外せないのが、天竜浜名湖鉄道のゆるキャン△ラッピング電車です。一応期間限定という話だったのですが、延長に延長を重ねて現在も運行されています。(2024年1月現在運航中)【追記】コラボラッピングは終了してしまいました…。

シーズン3のラッピングがスタート
天竜浜名湖鉄道は、エヴァンゲリオンなどのアニメなどの聖地になっていたり、沿線に多くの史跡が残る鉄道です。そのため、多くのコラボを企画しています。このように熱心にやってくださっているとまた乗りたくなります。
【巡礼計画】1日目
掛川駅
↓
天竜二俣駅
↓
浜名湖佐久米駅周辺
↓
新所原駅:天竜浜名湖鉄道を制覇
(後日気賀駅・奥浜名湖展望台)
逸れた話を戻しまして、今回の巡礼計画です。もちろん免許はなかったので、電車とバスで巡るルートです。本当は、掛川周辺や磐田にも行きたかったのですが、1泊2日には収まりきらず今回は断念しています。掛川には、夜叉神峠のお姉さんと再会したお茶屋さん。磐田には、キャンプ場や見附天神があります。
【天竜浜名湖鉄道】掛川駅からスタート

まずは、掛川駅まで。東京周辺に籍がある私は、今回は高速バスでの遠征です。大東京の中心である東京駅から掛川駅まで向かいます。(ちなみに夜叉神峠のお姉さんがいる「日本茶きみくら」は掛川からバスor徒歩で行くことができます。)
【関連:リンちゃんが訪れた日本茶きみくらへ】
ゆるキャン△のラッピング電車の時間に合わせて天竜浜名湖鉄道の改札に向かいました。いや、厳密に言うと、丁度乗る電車がラッピングでしてラッキーでした笑。
終点の新所原駅まで行く際は、フリー切符よりも普通に乗ったほうがお得です。しかし、途中乗降を繰り返すので、楽なフリー切符を購入します。値段も300円しか変わりません(というか途中下車したら料金的にはフリー切符のほうがお得ですね)切符を購入してゆるキャン△ラッピング電車を待ちます!
ゆるキャン△ラッピング電車へ乗車

そわそわを抑えきれずに、ホームを行ったり来たりしているとついに電車が到着です。
「こ、これがゆるキャン△仕様!」と発作が抑えきれずに写真を撮りまくってしまいました笑。この時初めて、撮り鉄になった気分でカメラのシャッターを切り続けます。しかし、なでしこは待ってくれません。出発を悟ると車内へ向かいます。


車内もすべてゆるキャン△仕様。まずは限定グッズを求めて天竜二俣駅へ向かいます。小さな車内にはそれなりの人がいましたので、興奮は抑え気味に写真は慎重に…。
【グッズ購入はここ】天竜二俣駅

田舎風景の車窓を眺めること約1時間。初めの目的地である天竜二俣駅へ到着します。
ゆるキャン△グッズを購入できるのはこの天竜二俣駅のみとなっています。
しかし、浜名湖佐久米駅での出張販売など期間限定で行われている時もあるようです。
田舎の電車あるある。停車時間が長いという特性を生かして、最速でグッズを購入し電車へ戻ろうとしましたが、間に合うことはありませんでした…実際、最速で購入すればなんとか戻れるとは思います。私は、売店の場所が分からずに迷ってしまったので、お会計時にそのまま電車が行ってしまいました。
ゆるキャン△ファンっぽい可愛い子供を連れたお母様とともにグッズと睨めっこ。厳選してグッズを購入し駅を後にします。

他のお客様にご迷惑なのでやめといたほうが良いですね…
駅でお昼を食べることができるので、時間をつぶすのにはおすすめです。
【関連:天竜二俣駅】
【後日】大判焼きの気賀駅

なでしこが佐久米駅に行く前に途中下車。大判焼きを購入した藤田屋がある。
後日というか数年越しに気賀駅に参りました。
なでしこの食べる姿はどうしてあんなにも可愛いのでしょうか。
気賀駅&冬の佐久米駅はまた別記事で紹介。

大判焼きのお味はいかに……
【ゆるキャン△聖地】浜名湖佐久米駅

これは印象に残っている人も多いと思います。season2第3話で、なでしことキャンプ帰りのリンちゃんが合流した駅です。
ゆりかもめやうなぎを経て最終的になでしこのおばあちゃん家に向かっていきます。私的に印象的なのは、やはり、リンちゃんの目玉が飛び出るシーンですかね。思わず笑ってしまいましたが、食レポ的に100点! さすがリンちゃんですね。
ということで、二俣本町駅から再び天竜浜名湖鉄道に乗り込みました。地域的に奥浜名湖になってきますので、乗客は非常に少ない様子。4人掛けの席を独り占めできました。しかも、今回は私一人ではないです。一緒に乗ってくれる仲間がいるんです!。

非常に信頼できる仲間です。
約40分程電車に揺られると浜名湖佐久米駅に到着します。


中はこんな感じで、なでしことリンちゃんがお出迎えしてくれます。
ホームは…。

アニメのまんまで、目の前が浜名湖です。ここまで海沿いの駅は人生で初めてでした。そのため、興奮が収まらない。残念ながら曇天の空ですが。それでも、私の心は快晴です。
ゆりかもめは冬の時期にしかいません。
そのため今回は見ることはできず…(知らなかったなんて言えない)ということで、外に出てみましょう。

アニメのまんまです。ひょこっと2人が顔を出してます。
なでしこは、どうやってここまで来たんですかね?。やっぱり、身延から特急ふじかわで静岡→掛川→浜名湖佐久米駅。みたいなルートなんですかね。こうやって、キャラのルートを想像するのもすごく好きなんです。どうやって電車乗るのかなー。とかどんなこと考えて移動してるんだろうとか。世界が広がるのです。なんとも楽しい作業。
しかし、ゆっくりしていてはいけません。
次は、2人がうなぎを食べたうなぎ屋。すぐ向かいの「うなぎさくめ」でうなぎを食べます!
【ゆるキャン△聖地】うなぎさくめへ…

駅から振り返ると、ドン!。
ほんもんだあー。と駆け寄ったのですが…。
すでに売り切れ…。
これが怖かったんです…。私は1本電車を逃しました。「もしかしたら、終わっちゃてるかも…。」という恐怖が少しだけ脳裏に浮かんでいたのですが、現実になってしまいました…。お腹もすいているのにと苦虫を嚙み潰して、なでしこのおばあちゃんの家に向かいました。
【ゆるキャン△聖地】高架下踏切

ということで、うなぎを食すことができませんでした。そのため、おなかを空っぽにしながら、なでしこのおばあちゃんの家へ向かいます。まずは、浜名湖佐久米駅から左へ向かいます。そうすると、すぐに高架下の踏切が見えてきます。
この写真から見ると、踏切の右から来たことになり、写真は振り返って取っています。
アニメで、2人がここを歩いたシーンが登場しています。いいですねー。写真を撮るとともに、アニメで二人が歩いている様子が思い出されました。そのまま浜名湖を道なりに行くと、なでしこのおばあちゃんの家へ向かうことができると思います?
なでしこのおばあちゃんの家へ…?

意気揚々と浜名湖を左手に歩いていたのですが、なんと通行止め…ありえない…加えて、奥浜名湖の展望台も閉鎖されていたので、アンラッキーな出来事が続きます。
実際に目で確かめることができなかったので定かではないですが、空き地としてモデル地がこの先にあるはずなんです…。正確な場所は実際に確かめることができませんでした。しかし、「また来なさい」という神様のお告げだと信じて、通行止めの手前の浜に腰を下ろしました。そして、そのまま浜名湖を眺めました。
浜名湖は汽水湖なんですよね。なので、少しだけ鼻につく潮風が私の体に吹き付けます。曇天の空でも、季節は夏。私の体と服に染みている汗を乾かしてくれる浜風は何とも気持ちが良いです。この浜風を受けながら読書に没頭しました。まあ、この本も新所原行きの電車に置いていってしまいましたが…。なんか散々です。それでも、ここになでしことリンちゃんがいることは変わりません。
次の電車は30分後。それに乗って終点の新所原駅へ向かいます。
【後日談②】奥浜名湖展望台

浜名湖佐久米駅より徒歩35分。2期3話にて登場。
こちらも後日談。浜名湖佐久米駅より徒歩35分。なでしこがソロキャンプを意識した奥浜名湖展望台へ向かいました。実は展望デッキが撤去されているので、同じような風景は見れませんが、それでもなお絶景が広がっています。

終わりに

浜名湖佐久米駅~新所原駅までは、約30分。新所原からJR東海本線に乗り換えることができます。
長かった天竜浜名湖鉄道沿線の旅もクライマックス。最後に私を出迎えてくれたのは、またしてもゆるキャン△のラッピング電車でした。これはラッキーです。いや私が旅上手なのです!!笑
車内には、天竜二俣駅で一緒にグッズと睨めっこしていた小さな女の子とお母様がいらっしゃいました。女の子がすごく楽しそうに乗っていたので、なんだか私もうれしくなってしまいます。深夜アニメとはいえ、さすがは全年齢対象神アニメです。幅広い世代に刺さっているのですね…。私もさらに年を取ったら、ゆるキャン△の捉え方も変化していくのでしょうか…。寂しいような嬉しいような…。と、読んでいた本を置きっぱなしにしたまま、新所原駅に降り立ちます。
フリー切符もここまで。ありがとうございました。そのまま電車で10分で弁天島と舘山寺周辺を巡ります。
【関連:ゆるキャン△聖地弁天島編・舘山寺編】
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