ゆるキャン△聖地巡礼:長野県編

大人気アニメゆるキャン△。舞台となるのは、山梨県や静岡県が主となるとは思います。しかし、1期を振り返ると、長野県が舞台になっている回も多いです。そのため、舞台となった場所を巡るだけでもかなりのボリュームとなります。
高ボッチ高原などの諏訪市周辺や、光前寺などの駒ヶ根市周辺が挙げられます。
どちらもかなり印象的な回なのではないでしょうか?
原付免許を取ったばかりのリンちゃん。彼女が、道中で四苦八苦しながらも、最終的に夜景や温泉を堪能する一連の流れ。旅好きな私にとっては非常に共感する部分も多く、とても面白かったと思います。苦労して辿り着いた至福の時間は、私にとっても一番の幸せです。
そんな諏訪地域が登場するのは、1期の4話・5話となっております。
4.5話では、野クルがほったらかし温泉に行っています。その裏で、原付でリンちゃんが訪れていました。例えば、高ボッチ高原であったり、ころぼっくるひゅってのボルシチなんかが印象に残っている人も多いかと思います。厳密にいうと、お隣の茅野市であったりするのですが。リンちゃんは温泉に入ることができずに、帰りに上諏訪に寄って温泉に入っています。
その後に、リンちゃんが帰り道で訪れていたのが今回の上諏訪地域です。
アニメでは、エンディングのときの数カットしか出ていません。しかし、リンちゃんが来ていたと思えばそれだけで楽しさはうなぎのぼりです。免許を持っていない私にとって、高ボッチ高原周辺に行くことは非常に困難でした。そのため、こちらに行くのは免許を取ってからということにしました。
今回は、電車でもお手軽に楽しむことができる上諏訪駅周辺の地域に訪れた時のことを紹介します。本当は高ボッチ高原行きたかったですけどね泣。

私は、なでしことリンちゃんが互いに別の場所で夜景を眺めるカットがお気に入りです。
ゆるキャン△では、同じ景色を違う場所から見るというカットを非常に意識しています。この魅せ方が、ゆるキャン△のテーマに沿っていてすごく良いと思います。
主に高島城・片倉館の2つです。
上諏訪駅へのアクセス
上諏訪駅は、中央線の駅です。新宿駅から特急あずさに乗りました。
その後、約2時間ほどで到着します。
上諏訪駅に到着しますと、諏訪湖のほうの出口から出まして、全て徒歩圏内に聖地があります。
高島城へ【ゆるキャン△聖地】

私は、午前中に松本城やその他周辺のお城を見に行ったので、上諏訪駅に到着したのは16時過ぎです。季節は真冬の長野県。足が冷えて固まっているのか、疲れて固まっているのかも分かりませんでしたが、最後の力を振り絞り高島城へ向かいました。
道中、通り過ぎる車やバイクに羨望のまなざしを向けながら歩きました。そうして、10分程歩いていくと、日本3大浮城である高島城へ到着します。
ちょうど、この通りからリンちゃんが原付で通っているカットがエンディングにあります。
高島城は、日本3大浮城と呼ばれています。諏訪湖の高島城・琵琶湖の膳所城・宍道湖の松江城の3つの城がこう呼ばれています。ちなみに高島城は、続100名城にも選定されているお城になります。しかし、諏訪湖が縮小してしまっているため、かつての諏訪の浮城と呼ばれた姿は見る影もありません。年末年始だったので、資料館に入れませんでしたので気を付けてください。
高島城内

城内は公園としてきれいに整備されていて、かつての浮城であった面影も見ることができますので、是非散策してみてください。
写真の階段を上った先が資料館になっているのですが、私が資料館が開いていないことに気づいたのは、この階段を上り切った後でした。聖地巡礼がメインですが、お城も好きな私にとって、この事実は非常に重いものでした。重い足取りで階段を下りますと、場内を散策してから諏訪湖へ向かいました。
それでも、温泉に入れると思ったら苦ではありません。わくわくしながら諏訪湖方面に歩いてゆくと、すぐに聖地片倉館へ到着します。
諏訪湖周辺【ゆるキャン△聖地】

美しい諏訪湖を左手に、片倉館の入り口に到着しました。もう温泉に入りたくて仕方がなかった私は、少し駆け足になりまして入り口に向かったのですが…。
「普通に休館日」
泣。慌ててウェブサイトを確認したのですが、一日私の勘違いで定休日の認識がずれてしまっていたようです。皆さんも気を付けてください。片倉館公式サイト【外部リンク】
幸いなことに次の日はやっているらしいので、予定を変更して明日の午前中に温泉に向かうために、先にホテルに電話しましてチェックインを済ませました。チェックインを済ませますと、諏訪湖を眺めに向かいました。
非常に美しい!!。夕焼けに染まる諏訪湖とそれを囲む山々の壮大さに圧倒されました。しかし、日も暮れるとさらに寒くなってしまうので、ホテルに戻りました。
【番外編】立石公園【君の名は聖地】
余談ですが、夜は片倉館に行けなかったフラストレーションがたまっていたので、立石公園という新日本三大夜景に選定されている公園へ向かいました。「君の名は」の聖地です。上諏訪駅から徒歩で30分ほど。真っ暗で非常に怖かったですが、絶景です。うまく写真は撮れなかったのでありませんが、見る価値があります。普段は飲みもしないお酒を片手に、諏訪の星空と諏訪市外の夜景を堪能しました。
特に澄み切った空の星がきれいで、自然と流星群や彗星が流れないものかと星を指でなぞりながら空を眺めます。

「あれがデネブ・アルタイル・ベガ~」と口ずさんでいましたが、これは夏の大三角ですね。すいません。
とても自分と景色と酒に酔った夜でした。絶対にこの夜を忘れないだろうなと思うほどに特別な時間をになりました。
ちなみに新日本3大夜景のもう一つは、笛吹川フルーツ公園からの夜景です。
片倉館【ゆるキャン△聖地】

ホテルで夜を過ごしまして、朝に片倉館へ向かいました。
この片倉館は、重要文化財になっているほど貴重な建物でして、中も非常に美しい内装をしています。1928年に設計されました。この時期には珍しい西洋風の建築でして、特別な雰囲気を楽しむことができます。
風呂のほうは「千人風呂」と呼ばれていまして立ってはいることを想定されたお風呂になっています。(座って入ることもできます)最初は行ったときに「リンちゃん溺れないかな~」なんて心配してしまいました笑。
温泉から上がりますと、テラスに出ることができますので、そこでコーヒー牛乳を飲みました。

別の棟には、当時の文化財などが展示されていますので、そちらも見ると面白いと思います。
終わりに
時間は11時。これから駒ヶ根に早太郎を拝みに向かいました。上諏訪から駒ヶ根までは、岡谷駅を経由して90分程で到着します。車がないとかなりの距離を歩くことになりますが、半日あれば一緒に回ることができるのでおすすめです。