成瀬は都を駆け抜ける(著:宮島未奈)

【成瀬は都を駆け抜けるあらすじ】
・京都大学に進学した成瀬あかり。大学生になっても彼女の日々は忙しない。京都制覇を目論む成瀬にも新たな出会いが訪れる。個性豊かな仲間たちと共に、今日も成瀬は人々を照らす‘‘明かり‘‘として躍動していく。
成瀬あかりシリーズ第3弾となる本作は、シリーズ最終巻。成瀬あかりの集大成を見逃すな!!
今回は『成瀬は都を駆け抜ける』のネタバレ感想です。
ついに出ました最終巻。わたしはとても楽しみにしておりました。
成瀬と出会ったのはつい2か月前なのですが(今までミーハーだと思って敬遠していてすいませんでした)
すっかり成瀬あかりの虜になってしまい、すぐに膳所まで聖地巡礼する始末。
私が成瀬と出会ってから3か月でお別れになるとは思ってもいませんでしたが、仕方がありません。
最後なのだと大事に噛みしめて読みました。
最後まで成瀬は成瀬でした。早速ネタバレ有で感想を記します。
【今回の記事の概要】
・成瀬は都を駆け抜けるネタバレ感想
・新たな出会いと島崎と
・西浦君との恋の行方は
・母との絆
・総評
新たな出会いと島崎と

【大学生編新たな出会い】
✔同じ学部の坪井さん(失恋中の女学生)
✔達磨研究会の皆さま(森見登美彦ガチ勢サークル)
✔ぼきののかちゃん(簿記系ユーチューバー立命2年)
またまた個性が強い人間たちを引き寄せる成瀬。みんな成瀬に照らされて前向きに生きるようになる。
京都でも相変わらず大津の観光大使として動いているのは最高に面白い。最初はそんな成瀬を見て敬遠していたののかちゃんや坪井さんも、その成瀬のまっすぐな姿勢に魅了されていく。第3弾となりますが、一連の流れは変わらずワクワクしますね。もう親目線なんですよ、読者も。『どーだうちの成瀬は!!』ってね。
わたしが笑ったのは、達磨研究会のエピソードですかね。
森見登美彦作品が好きなわたしにはたまらない。
『四畳半神話大系』の明石さんが好きなので、黒髪乙女ヒロインが成瀬に重ねられているのが最高です。
やっぱ京大を描くなら通らないといけないんですかね(笑)成瀬の奇行(とか言っちゃいけない)は確かに、森見登美彦作品のヒロインに通ずるような気もしますけども。奇行というか自分の軸ですかね。
……というようにして新たな仲間を加えた成瀬は最後、クライマックスへと向かって行きます。
今まで関わってきた成瀬ファンたちとの大団円で終幕。
最後はやっぱり島崎でした。
わたしが大津を離れたあとも、成瀬は新しい仲間をたくさん見つけている。圧倒的なまぶしさで、まわりをいっぱい照らしている。だけどこの二日間ではっきりわかった。成瀬のために、わたしにしかできないことがある。【p.230より引用】
正妻の余裕です、か。
一緒に200歳まで生きると成瀬に伝えると、成瀬は自然と口角を上げる。成瀬あかり史を一番長く見届けられるのは私しかいないのだと島崎は思う。
最高のコンビだよゼゼカラ。成瀬は表情を変えないという終始一貫した描き方をされた中で、最後島崎を登場させて口角を上げさせる。第3弾の終わりにピッタリの結末です。
成瀬、本当にいいキャラしているよな、とわたしも思います。

向いているかなんて、やってみないと分からないじゃないか
西浦君の恋の行方は……

【西浦君と成瀬】
京都の大学に進学した西浦は、成瀬との定期的な文通を通じて近況を把握していた。携帯を持ち始めた成瀬のLINEを入手するも、中々会えずじまい。流石に西浦君もそろそろ限界なようで……積極的に動き出す。
意外と頑張っていたんですね、西浦君。
西浦君の恥ずかしい手紙を読んで二人で鴨川を歩く。やっぱり最後まで感情は読めない。
告白しようとするも、達磨研究会の面々に出会ってしまい、思わず笑う西浦君。
もう笑うしかなかった。朝から晩まで成瀬さんは空かない。俺に会う時間がないのも納得だ【p.185より引用】
去り際に手話で告白?をした西浦君。意外だったのは、フリーズした成瀬。その後は冷静に手話で返したようですが、流石にちょっとキュンとしました。
どうなんだ成瀬? 結局ここがどうなったかは描かれていないのですが、続きが気になるところです。
西浦君の振り回され具合を見ていると、『私もそんな高貴な女の子に振り回されてみたい』という良くない要望が湧てくる……。だめ、だめ。
思わず涙ぐむ母との絆

【母と成瀬の絆】
成瀬は信じた道を行くに続き、今度はお母さん視点で成瀬の様子が描かれる。どこまでも優しく真っすぐな成瀬を守ってやれなかった過去を悔いていた。しかし、成瀬は感謝をちゃんと言葉にする。思わず母目線で涙ぐんでしまうほんわかエピソード。
成瀬の特集でインタビューを受ける成瀬一家。
成瀬について問われると、『そういう子なので』と答えるお母さん。それが成瀬を突き放しているんじゃないかと不安い思っている中、成瀬は真剣な眼差して母の言葉に感謝を述べる。
『そういう子だって認めてくれているんだとわかったから、卒業論文にも『200歳まで生きる』と書けた』【p.144より引用】
私が母親だったら号泣案件です。
成瀬のいいところ、見習わなければならない点は『ちゃんと言葉にすること』だと思いました。
ありがとうとかごめんなさいとか、当たり前のことを当たり前に貫けるから、成瀬は成瀬として自由に生きている。根底にある優しさがないと、こんなに人を照らして生きていくことはできない。
私も優しい人間でありたいと思っています。でも親にはこんなに素直になれない。
まだまだ研鑽が足りないなと痛感することに。
私だって自由に生きてきたい。なら成瀬を見習って変わって行かないといけない。改めてそう決意しました。

ちなみに自分史128ページは笑いました
終わりに

【母と成瀬の絆】
・最後は成瀬の仲間たちが集まり大団円で終わりを迎える。
・西浦君の恋は叶ったのか……
・成瀬の良さは感謝を言葉にできるころ。
・総合点数
今回は『成瀬は都を駆け抜ける』ネタバレ感想でした。
これでシリーズ終了とのこと。
寂しい。もっと成瀬に会いたい。
ならアニメ化しようじゃないか!!!
今回はここまで。ありがとうございました。
【関連記事:成瀬シリーズまとめ】




コメント