【神作】2024年公開のアニメ映画TOP3

ーアニメ映画感想ー

2024年アニメ映画

アニメ見る

この記事を書いている今は、雪が解けて新芽が顔を出し桜も散った4月の中旬。

そろそろ去年を振り返ってもいいんじゃないかということで……

今回は2024年に公開されたアニメ映画の中から、筆者がおすすめするTOP3を紹介します。

ノミネート作品は以下の通り(略称失礼)

・ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦
・デデデデ(前編・後編)
・ぼざろ総集編(前編・後編)
・ウマ娘新時代の扉
・きみの色
・ふれる。
・ルックバック
・ゲゲゲの鬼太郎真正版
・がんばっていきまっしょい


計:11作品

今回の質問者
今回の質問者

2024年も色々なアニメ映画があったね。

筆者
筆者

漏れもありますがそこはご了承ください。

この11作品の中から2024年のランキングTOP3を決めました。

★ランキングの中身は完全に独断と偏見です★

面白さは保証しますので安心してください。

今回の記事はネタバレなしでお送りします。

これから2024年のアニメ映画を見る誰かのために、注目すべきポイントに焦点を当てながら紹介します。

『もう見たよ!』という人用に、ネタバレ有感想に飛べるリンクを設置してありますので、共感したいという人はそちらに移動してくださいね。

筆者
筆者

では、スタート!!


北条なすの

二次元が住処のガチ体育会上がりオタク。仕事しながらアニメ聖地の現地情報や小説の感想を綴っています。【実績:ゆるキャン△聖地(静岡西部)完全制覇・マケイン聖地完全制覇等】他にも貧乏旅行スキル、城郭、登山、温泉の記事を更新中。

北条なすのをフォローする

【今回の記事の概要】
・2024年アニメ映画TOP3
・注目すべきポイント・褒めどころ。
・2024年アニメ映画総括


第3位:ルックバック

ルックバック入場特典
ルックバック入場特典

【ルックバックあらすじ】
努力、努力、挫折、また努力。漫画を通して出会ってしまった二人の天才は青春の全てを漫画に捧げることに。やがて違える道の先で、二人を待ち受ける運命はいかにーーたった60分に詰まった創作への情熱を体感しよう。

第3位は『ルックバック』

原作はあの『チェンソーマン』の作者:藤本タツキ先生です。

2024年はこの作品をTOPに据える人も多いかもしれませんね。

見たことがない人でも、それなりに流行ってたことは知っていると思います。

この映画……特徴的なのは60分間の映画であるということ。

アニメのOVA放送でないもので60分は非常に珍しいと思います。

これがただ短いだけじゃないんです。コスパがいいと言いたいわけじゃないんです。

満足感は120分映画……いや180分映画と同等のものであると約束できます。

この作品を支える根幹は‘‘創作へ情熱‘‘です。

今回の質問者
今回の質問者

漫画を描く映画でしょ? この二人はよっぽど凄いんだね

筆者
筆者

確かにそうだけど……‘‘創作への情熱‘‘は二人だけの物じゃありません

この作品を支えているのは主役の二人だけじゃない。天才肌の京本ちゃん、そして努力型の天才藤野ちゃん以上に『ルックバック』を手掛けたクリエイターたちの熱が半端じゃないんです。

一言で言えば完成度。

透き通るような雪国の背景描写。声優さんたちの細部までこだわった方言のセリフ。音響などなど。もう映画としての完成度が半端じゃない。

この完成度から伝わる‘‘創作への情熱‘‘とにかくこれを体感して欲しい。

【個人的推しポイント】
二人が奏でる‘‘音‘‘に注目!!

私が一番心を焼かれたのは、二人が漫画を描く時に奏でる鉛筆の音。タッチペンでタブレットをなぞる音です。

筆に乗る情熱というのでしょうか。鉛筆の音を聞いていると、まるで自分の心が磨かれているような感覚になります。どんどんと摩擦で上がっていく体温は二人が織りなした情熱の証。きっと帰ったら創作したくなる。創作じゃなくても何かに情熱をぶつけたくなるはずです。

この物語は終盤にかけて感動を誘うストーリー仕立てになりますが、本質は感動ではなく燃え上がる情熱です。本当に人生頑張ろうと思える作品でした。

衝動、ですかね。

どうしようもなく心を焼かれる作品だから、きっとオタクには刺さると思います。

【ネタバレ有ルックバック感想】


第2位:ぼっち・ざ・ろっく総集編(前編)

映画特典
映画特典

【ぼざろ総集編(前編)あらすじ】
放送から1年以上が経過した昨年の春に公開された。ちょうど『ぼざろロス』だったオタクたちの心を一瞬にして燃え上がらせた大人気作。陰キャ系主人公のぼっちちゃんがバンドを組んでスター街道まっしぐら……? 笑いあり、友情あり、情熱ありの3拍子が揃ってしまった劇場総集編。

第2位は『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』

テレビ版第8話までをまとめた総集編となります。

今回の質問者
今回の質問者

総集編なのに2位なのかよ。ちゃんと理由はあるんだろうな

筆者
筆者

もちろんです。

実は総集編なのに週間映画ランキングで1位を取る快挙を成し遂げてしまいました。興行収入もうん十億円の規模で、大成功を収めた作品なのです。

『そうして、総集編がこんなに人気なの?』
『どこかそんなに良かったの?』

そこの理由を追求すれば、筆者が『ルックバック』よりも上にした理由が分かるはずです。

①絶妙な公開タイミング。

これは第一線で活動するオタクの筆者だから分かる感覚。

本当に公開するタイミングが絶妙だったと思います。

アニメ自体は2022年の下期。そして映画は2024年の春でした。

社会現象になりかけたぼざろの面白さは一旦置いておいて、多くのオタクがぼざろに心酔していたあの頃の熱を忘れかけたタイミングに公開された映画だったのです。

アニメが終わっても歌は継続的に公開されていました。オタクの熱を上手く繋いで、繋いで、1年以上の月日を経て、映画音響で歌を聞くことができた感動といったら。

それはなにより魅力的でした。

オタクのみんなが『思い出しちゃった……』んでしょうね(笑)

②わずかな新規カットに詰まったぼざろの魅力

この作品は現代の若者の葛藤を音楽に乗せるアニメといえます。

『何者かになりたい』
『これだ!と思える何かが欲しい』

SNSが発展した世の中でドンピシャなテーマを扱っているのです。そんなテーマを象徴した新規カット。冒頭のこれに脳を焼かれたオタクが多数います。

陰キャぼっちと対照的に描かれる、陽キャインスタグラマーの喜多ちゃん。

この子の新規カットが冒頭で追加されたのですが、この子が抱える葛藤を新規劇中歌に乗せて見せてきたのです。しかもセリフすらなく、喜多ちゃんの視線や仕草だけで見せてくる。

基本的に主人公目線で描かれる作品ですので、今までのオタクたちは対照的な喜多ちゃんの気持ちを妄想の域で楽しんでいました。互いに憧れているのは分かっているんだけど、決定的なカットが今までなかった。だからあくまで妄想の範囲内。

それを映画開幕冒頭で見せてくるんです。

同じエピソードを、いきなり対照的なキャラから語らせたんですよ!!

真逆の視点で。

たった数カット冒頭に追加しただけで、見方が大きく変わる。

だから総集編なのにこんなに人気なんです!!

妄想が確信になって、最初に上げたテーマが際立つのです。

『何者かになりたい』
『これだ!と思える何かが欲しい』

主人公が元々抱えていた葛藤を喜多ちゃんも同じように抱えている。そして同じ場所を目指している。

だって喜多ちゃんがボーカルです。

歌の重みも変わってきてしまう。映画音響も合わさり相乗効果。

総集編ってサブスクあるんですかね?

あったらテレビ版とぜひ比較してみてみてください。

筆者
筆者

前編新規楽曲『月並みに輝け』の破壊力。

【ぼざろ総集編:ネタバレ有感想】


第1位:ウマ娘プリティーダービー新時代の扉

入場特典
入場特典

【ウマ娘新時代の扉あらすじ】
大人気ソシャゲシリーズの劇場版。今回の主人公はジャングルポケット。稀代の天才アグネスタキオンやマンハッタンカフェたちとのバチバチのレースが繰り広げられる。師匠枠のフジキセキの夢を叶えるために、ジャングルポケットは走り出すーー挫折、挫折、勝利、白熱するレースシーンとウマ娘たちの輝きを体感しよう。

第1位は『ウマ娘プリティーダービー新時代の扉』

筆者的には文句なしの第1位でした。

冒頭でお伝えしておくと、萌えアニメではありません。

バッチバッチのスポコン物語です。

今回の質問者
今回の質問者

ウマ娘って入りにくいジャンルなんだよな。あまりオタクじゃないからさ、抵抗感というか、ね。

筆者
筆者

その考えはすぐに捨てましょう。アスリートがしのぎを削る戦場を見に行くのですから。

とにかく音響も作画も2024年ナンバーワン。

ヌルヌル動くウマ娘たちに心を奪われるでしょう。

では見所をピックアップ。

①萌えとはかけ離れたウマ娘

まず可愛いなんて言葉を吐く暇もない。

この映画のウマ娘たちは、鬼の形相で走っています。

あえて語彙力を削いで表現しましょう……マジヤバい。

女の子が見せる表情じゃないんですね。

本当に勝ちたくて、悔しくて、人生全て捧げて走っているんです。

特に主人公のジャングルポケットは中々報われない不憫キャラ。

アグネスタキオンの狂った表情もいいですが、ジャングルポケットは少年漫画の主人公みたいな男勝りな性格をしているので、映画映えするんです。負けても勝っても。

全くの作画ブレもありません。超ハイクオリティな映画ですので、そこら辺も安心してみていられる。

②レース描写

皆さんはウマ娘を映画化した際に起こる大きな問題は何だと思いますか?

今回の質問者
今回の質問者

んー内容が薄いとか?

筆者
筆者

ええ……あの、内容は史実です。でも近いかもしれません

結論、レースを何度も短時間のうちに消費することです。

地上波アニメなら隔週ですし、飽きることはありません。

でも想像してみてください。この映画の中だけでも何十回のレースを描くんです。展開に違いがあるとはいえ、そんなにも飽きないレパートリーを準備できるものでしょうか?

今回の質問者
今回の質問者

確かに、単調になりかねない!

でも、この映画。本当に凄いのは、レースに飽きが来ないこと。

見ていただければわかりますが、この課題をクリアした時点で1位は必然なのです。

誰の心理描写、視点? 天気は? 馬場は? 観客は?

全部見せ方が違います。

レースシーンは必見です。

③競馬×青春の煌めき

競馬の馬って、みんな4.5歳で全盛期を迎えます。

早い馬だと3歳で。

もう6.7歳になると勝つことは難しい。

言い換えれば競走馬たちは、アスリートとして短命なんです。

ウマ娘もその設定を忠実に守っています。

そこで流される涙と汗に煌めく輝き。これがアツいのは分かりますよね?

そして、ウマ娘はあくまでも学園に所属する学生なんですよ……

ってことはつまり……それが合わさったら……

今回の質問者
今回の質問者

ああ、そのエモさ、想像するだけでヤバいな

筆者
筆者

‘‘一瞬の煌めき‘‘に関してウマ娘の右に出る作品はありません。どんな青春アニメだったとしても……

とにかく見て欲しい。

【ネタバレ有ウマ娘新時代の扉】


2024年アニメ映画総括

2024年大賞は?
2024年大賞は?

【2024年アニメ映画まとめ】
第1位:ウマ娘新時代の扉
第2位:ぼざろ総集編前編
第3位:ルックバック

今回の質問者
今回の質問者

全部見てくる!

筆者
筆者

時代の波に流される前に!

今回は2024年アニメ映画のTOP3を紹介しました。

随分と筆者の主観ですが、この作品たちの魅力が伝わってくれていたら嬉しいです。

今回はここまで。ありがとうございました。

【普段はアニメの聖地に生息】

コメント